内容説明
妖精物語とはなにか?『指輪物語』の作者トールキンが、妖精物語の起源へ立ち帰り、その魅力と秘密を解き明かすスリリングな批評の旅。その旅の向こうに、やがて浮かび上がる「創造」ということの本当の意味。そして「喜び」。長編エッセイ「妖精物語について」の新訳を中心に、本邦初訳の長詩「神話を創る」と詩劇「ビュルフトエルムの息子ビュルフトノスの帰還」の2編を収める。
目次
1 妖精物語について(妖精物語;起源;子ども;ファンタジー;回復、逃避、慰め;エピローグ)
2 神話を創る
3 ビュルフトエルムの息子ビュルフトノスの帰還(ビュルフトノスの死;ビュルフトエルムの息子ビュルフトノスの帰還;「ビュルフトノス公はまちがっていた」)
著者等紹介
トールキン,J.R.R.[トールキン,J.R.R.][Tolkien,John Ronald Reuel]
1892‐1973。イギリスの作家、学者。オックスフォード大学卒業後第一次大戦に従軍。リーズ大学を経てオックスフォード大学教授。古代、中世英語・英文学の権威として知られ、わが子に語った話をもとに書いた『ホビットの冒険』(’37)で叙事詩ファンタジーというジャンルを創る。『指輪物語』(’54~’55)は世界的ベストセラー
杉山洋子[スギヤマヨウコ]
1930年台北市生まれ。関西学院大学名誉教授。専門分野はイギリス文学:モダニズム、ゴシック小説、ファンタジー、児童文学、フェアリーテール
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感想・レビュー
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あたびー
ワッピー
ふたば
Shin
in medio tutissimus ibis.