内容説明
ますます円熟する上方落語の第一人者、桂米朝の落語の世界。第六巻は、「事件発生」。すわ事件発生!日常に波紋がおこったその時こそ、本当の人間の姿が現れるものだ。そこに起きるさまざまな人間模様。
目次
らくだ
宿屋仇
どうらんの幸助
算段の平兵衛
次の御用日
佐々木裁き
百人坊主
ふたなり
阿弥陀池
土橋万歳
著者等紹介
桂米朝[カツラベイチョウ]
1925年生まれ。兵庫県姫路市出身。1947年、四代目桂米団治に入門。滅亡寸前の上方落語を、故松鶴、春団治、文枝らと力を合わせて現在の繁栄まで導いたリーダーで、数多くの滅んでいたネタを復活させた。上方落語の研究家でもある。1996年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。平成14年、文化功労者に選ばれた
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tama
5
自本 「持ってたはずだが」発掘で発見 米朝ファンゆえ 語るリズム・口調を覚えているので語りのテンポくらいの読み速度になるのが不思議。抑揚まで頭の中でやってしまう。今回は最後の後書きをゆっくり読んで、あまりの面白さにびっくりした。皆様もぜひ解説まで読んでみてください。2016/12/08
悠々人
5
落語の世界には、人間の真実が見えますね。本当に面白いよね!2014/08/30
Kaori Pku
1
近頃Filmarksにはまり、読書記録をさぼっておった。あと特にコミックなど冊数の多いものを読んだ場合登録がめんどくさくて。また初心に戻るぞの6月である。近頃の関心は落語!もっと古典落語が聞きたいというライブへの気持ちもありながら、いわゆる落語のベーシックなことも知りたくて手に取る。本書は鶴瓶が高座にかけたことから一般にも改めて広く認知されるようになった「らくだ」を皮きりに10話収録されている。各話に口上が2・3ページ挿入されていて過去の縁者との演出の違いや、伝承の経緯など楽しい勉強になる情報もありがたい2015/06/15
魚政
1
こましゃくれた丁稚が いい。2008/01/30