内容説明
タヌキやキツネが汽車に化けて、衝突したり、ひき殺されたり…。海で死んだ死者が「杓くれぇ」と手を伸ばしたり。幽霊船・幽霊自動車・幽霊電車・魔の踏切・魔のカーブ・魔のトンネル…。乗り物にまつわる奇々怪々の話ばかりを集めた巻。
目次
第1章 偽汽車(狸や狐、汽車に化けて衝突…;狸のチョウチン列車;汽車の音をまねる狸など ほか)
第2章 船の笑いと怪談(船幽霊;亡霊;幽霊船 ほか)
第3章 自動車、列車などの笑いと怪談(幽霊;精霊や妖怪・動物など;笑い)
著者等紹介
松谷みよ子[マツタニミヨコ]
1926年、東京に生まれる。作家。「びわの実学校」同人。松谷みよ子民話研究室主宰。『龍の子太郎』(国際アンデルセン賞優良賞受賞)『ちいさいモモちゃん』(野間児童文芸賞受賞)『あの世からの火』(小学館文学賞受賞)など著書多数
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