内容説明
飄々とした人柄と軽妙な文体で、没後もなお人気を集める作家田中小実昌(通称コミさん)の、長らく入手困難だった作品を中心に編まれたエッセイ・コレクション。第1巻は、自分自身について、作家・友人たちとの交遊、家族との生活、女性たちとの色っぽい関係などを扱った作品を収録。
目次
第1章 ぼく
第2章 おんなたち
第3章 酔払交遊録
第4章 作家たち
第5章 家族オペレッタ
第6章 戦友・旧友
著者等紹介
大庭萱朗[オオバカヤアキ]
1962年北海道生まれ。出版社勤務を経て、文芸評論家・フリー編集者として活躍中
田中小実昌[タナカコミマサ]
1925年東京生まれ。東京大学文学部哲学科中退。バーテン、香具師などを転々とする。H・チェイス、R・チャンドラー、C・ブラウンの名訳で知られる。「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」で第80回直木賞、『ポロポロ』で第15回谷崎潤一郎賞を受賞。2000年2月アメリカで客死
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