内容説明
つげ義春、古沢岩美、北杜夫ら異色の作家や文化人たち。また、価格破壊のディスカウントショップ、ゴミ処理、老人ホーム、出版界など実業の世界を、強烈な個性でノシ歩く人々。世紀末から新世紀にかけて、人生の賞味期限をギリギリまで究めるこれらの偉人、怪人22人を、実力派のノンフィクション作家が軽快なフットワークで捉らえた人物ルポの傑作集。
目次
不安と休筆と貧困と―つげ義春(漫画家)
キャンバスは戦争とエロスの匂い―古沢岩美(画家)
父、茂吉を赤裸々に書く―北杜夫(作家)
「軽妙洒脱」に反骨の爆薬をしこんで―出久根達郎(作家・古書店主)
古本「巌窟王」の過剰なる人生―谷口雅男(「ふるほん文庫やさん」)
出版界最後の怪物―斎藤十一(新潮社顧問)
「閣下」魂の炸裂―松原治(紀伊国屋書店会長兼社長)
悲しき性の突撃兵―村西とおる(AV監督)
狂気のフィルム行商人―渡辺文樹(映画監督)
地獄極楽陽炎座―荒戸源次郎(映画プロデューサー)〔ほか〕
著者等紹介
佐野真一[サノシンイチ]
1947年、東京生まれ。早稲田大学卒業。ノンフィクション作家。社会の片隅や裏側から時代をえぐりとるようなルポや、綿密な資料調査とねばり強い取材によって近現代史の闇に正面から迫り読者を圧倒する作品を書きつづけている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
38
2011.05.20 (帯) 変人・奇人・怪人、まさの人間標本室。人物ルポの傑作22本。 (カバー裏) つげ義春、古沢岩美、北杜夫ら異色の作家・文化人。ディスカウントショップ、ゴミ処理、老人ホーム、強烈な個性の人々。(佐野眞一) 1947、東京生まれ、早大卒。(あとがき) シャドーボクシング15年の成果。孔子曰く、「手を使うものなら博打でも何でもやれ」ペンによるスケッチ。パンチ力のもと。動態視力の練磨、人物デッサン集。過剰の欠損を抱えた人物たち。 2011/05/21
小鈴
7
名前は真一ではなく眞一。90年代に著名人に直接対談したもの。つげ義春が読みたくて購入したが、新潮社顧問の齋藤十一、ダイソー社長の矢野博丈との対談もありお得感。新潮社の創業者がひとのみち教団(後のPL教団)の信者だったとは知らなかった。齋藤もその流れで新潮に就職、週刊新潮やフォーカスを手がけた。ダイソーは某宗教を信仰しているという噂が絶えないが、それについては特に質問もなし。矢野は過去に立正佼成会に入信したが、今は信仰していないという。某宗教は都市伝説かな。2013/11/01
nara
2
20年以上も前の本だが、渡辺文樹の名前があるのを見て、古本屋でつい購入。もう鬼籍に入られている方や今何をしてるのかわからない方も多く、作者のいう人間の賞味期限を感じる。そしてその賞味期限は現在だとさらに短いわけで。2025/08/17
penkick
2
新潮社の影のボス、斉藤十三のルポは読み応えがあった。井伏鱒二の「姪の結婚」を「黒い雨」に改題したのも大岡昇平の「ハムレット日記」を面白くないと打切ったのも小林秀雄に天才と言わしめたのも斉藤なのだ。読むんでいると昔の編集者は作家よりも偉い立場だったのかと思わされる。大家に原稿依頼しても出来が悪ければ容赦なく没にしたエピソードは今の時代の編集は見習わなければいけない。斉藤は面白さに取り憑かれた鬼である。2016/08/03
カネコ
2
○2010/10/02
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