内容説明
昭和30年代、少年の住む町の空は青く、そして広かった…昆虫採集、ゲルマニウム・ラジオ、シベリア帰りの叔父さん、紙セッケン…昭和30年代の楽しくも懐しい風景の中で躍動する少年たち。重い病から復活し、都会の男女の機微を描いた小説や味わい深いエッセイを多く残しつつも急逝した著者の自伝的作品。
著者等紹介
永倉万治[ナガクラマンジ]
1948年埼玉県生まれ。立教大学中退。在学中に東京キッドブラザーズに参加。その後、放送作家などを経て、作家となる。『アニバーサリー・ソング』で第5回講談社エッセイ賞受賞。’89年病に倒れるも、作家として復活。’00年急逝
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