内容説明
1992年に施行された暴対法。それによって、やくざ社会はどのような変貌をとげたのだろうか?覚せい剤・拳銃の一般社会への侵食、企業テロなど未解決凶悪事件の発生、外国人犯罪…。その背景には、何が潜んでいるのか?暴対法の重圧によって暴発が懸念されるやくざ社会の現状と取締る側の問題点を根源から問いなおす。
目次
第1章 暴対法体制下のやくざ(凶悪犯罪が急増;マフィアの日本進出 ほか)
第2章 暴対法のウラにあるもの―座談会
第3章 暴対法体制下では何が起こっているか―四代目会津小鉄・高山登久太郎会長(当時)インタビュー
第4章 シノギの研究(タニマチ;みかじめ料 ほか)
第5章 マフィアとやくざの比較研究(マフィアとやくざ;コロシモとトリオ ほか)
著者等紹介
猪野健治[イノケンジ]
1933年滋賀県生まれ。新聞・雑誌の記者、編集者を経て、フリーのジャーナリストとして活躍中。とくに、やくざ、右翼、総会屋などをテーマにした分野では、先駆的な役割を果たすとともに、現在も第一線で取材・執筆をつづけている
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感想・レビュー
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S.コーニック
2
ウェーバーの「職業としての政治」を思った。「職業としての政治」は実際の権力とは、と冒頭に説くのがガツンと痛い、この「暴対法下のやくざ」では、やくざは確かにある、それを締めつけるとコントロールが効かなくなるのだ、という話でピリリと辛い。著者はやくざは必要悪だとは言っていない。アウトローの世界はある、そこに押しやられた人たちは「悪」ではない、と訴える。「悪」をする人間が悪なのだ。最終章では、「マフィア」を論じ、「やくざ」を愛でている。全体としては、暴対法という政治権力下でコントロールを被る巷の権力論である。2019/01/17
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