ちくま文庫<br> 一茎有情―対談と往復書簡

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ちくま文庫
一茎有情―対談と往復書簡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480036223
  • NDC分類 753.04
  • Cコード C0195

内容説明

詩人・宇佐見英治と染織家・志村ふくみ。「言葉」と「染織」という別の表現をもちながら、それぞれの領域で芸術の深奥に触れようとする二人の間で、四季にわたって行われた対談と往復書簡。植物、鉱物の色、染織の不思議、文学の中の色、言葉の起源から、古今東西の芸術家の仕事に至るまで、それぞれの生い立ち、経験、培われた感覚を通して語り合うことがいつしか響きあい、交響的な芸術論となっていく。

目次

冬の章
春の章
夏の章
秋の章

著者等紹介

宇佐見英治[ウサミエイジ]
1918年大阪生まれ。詩人、仏文学者。1941年東京大学文学部卒。主な著作に『宇佐見英治自選随筆集』(筑摩書房)『縄文の幻想』(平凡社ライブラリー)『三つの言葉』(みすず書房)などがある。1996年『明るさの秘密』で宮沢賢治賞受賞

志村ふくみ[シムラフクミ]
1924年滋賀県近江八幡生まれ。1955年、植物染料による染色を始める。1983年『一色一生』により大仏次郎賞受賞。1990年、重要無形文化財保持者に認定される。1993年、『語りかける花』によりエッセイストクラブ賞受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sk

4
二人の感性がうまく交響している。2023/07/29

mojikatzchen

0
宇佐美英治氏と志村ふくみさんの対談と対談後に交わされた往復書簡。お二人の言葉や思いの豊かさと深さに感慨深いものがあり、たくさん自分の中に頂くことが出来た。折につけ読み返したい本である。2013/01/02

雀の大冒険

0
志村ふくみさんの本は幾冊か読んだが、対談集だといつもは語られないこともさらりとおっしゃるので面白い。工芸展で華々しいデビューと思っていたが、「あなたは織りを知らない」「志村の着物は袖の重さが左右違う」等の中傷もあったと初めて知った。苦言も糧にされる方だからこそ人間国宝になられたのだろうし、志村さんより織りを知ってる方が今どうしておられるのか寡聞にして私は知らない。 若い頃「陰陽礼賛」を筆で書き写した というエピソードも流石と感じ入った。2020/05/09

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