内容説明
駅弁大学、一億総白痴化など戦後の大衆消費社会を、本質を衝く鋭い言葉で言いあてたジャーナリストの巨星・大宅壮一。復興・不況・高度成長を、あるいは生き抜き、あるいは敗れ去った、昭和の代表的企業の人・組織・理念などを、いきいきとした筆致で描いた同時代ルポの傑作。今日の不況を克服する知恵と勇気を与えてくれる。
目次
ハイテクの萌芽(キヤノン;東通工 ほか)
基幹産業復興(八幡製鉄;出光興産 ほか)
金融と流通(富士銀行;野村証券 ほか)
大衆消費社会へ(三越;寿屋 ほか)
娯楽の時代(帝国ホテル;美津濃 ほか)
半官半民(日本航空;電源開発 ほか)