内容説明
かつて、東南アジアへの買春観光などで、世界中のヒンシュクを買った日本人。ちょうど高度経済成長のエネルギーが性欲へと移行したかのような時代があったのだ。買春ツアー、ちろりん村と呼ばれた雄琴ソープ街、コンドームの20世紀、そして、老人の性など、人間と時代の深層へ、性というファクターを通して迫った傑作ノンフィクション。
目次
コンドームの20世紀
買春ツアーの構造
ソープ村の社会学
セプテンバー・セックス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
つちのこ
3
著者の作品群の中で、唯一の風俗を扱ったものか。タイとフィリピンでの日本人のオヤジたちによる買春ツアーはその実態をルポで読むにつれ、同胞として恥ずかしくなる。また雄琴温泉のソープ村(ちろりん村)の実態についても、企業誘致のごとくソープを拡大し、地元に金が落ちることの経済効果と反対住民の確執を問題定義するが、キレイごとでは済まされず、金の力が勝っているのが怖い。高度経済成長のエネルギー余波は、性欲を元気づけるものなのだろうか。(2001.3記)2001/03/10
石川さん
2
再読。ちょっと時代は古いけど面白いですね。女の子なので、内容をつまみびらかに説明できないのがもどかしいのですが、「性も世につれ…」というのがよくわかります。草食系男子とかニッポンに元気がない証拠なのかも…。2010/09/05
わす
1
「コンドームの二〇世紀」「買春ツアーの構造」「ソープ村の社会学」「セプテンバー・セックス」の四話。どのトピックもよく調べてあって読み応えがあった。以下メモ。明治に入って堕胎・間引きが禁止されコンドームの輸入増、国産品は1909年からだが避妊具より性病予防具として使われることが多かった。生めよ殖やせよの戦時下でも後者の役割が買われて軍需品化。戦後の人口急増で避妊具としての役割が注目され、49年新薬事法で市民権を獲得。助産婦の失業対策で訪問販売増、自販機販売より売上多し。2025/05/21
tecchan
1
ノンフィクション作家 佐野眞一氏の作品でまだ未読のものを古本で購入。35年以上前に書かれた性に係るルポ四編。避妊具から見た20世紀、買春ツアー、ソープ村雄琴、老人の性。いずれも時代を写すルポとなっており現代に繋がるものを持っている。2017/12/25
さくたろう
1
色んな意味で衝撃的だった・・・2012/07/27
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- 和書
- 信教の自由に超異議あり




