内容説明
やくざの代名詞とも言うべき山口組。神戸の一博徒にすぎなかった山口組が、飛躍的に強大化し全国制覇への進撃を開始するのは、田岡一雄が三代目を襲名してからのことである。ここから現代やくざの歴史が始まる。港湾事業への進出、芸能界での支配力、政財界との関係、流血の抗争と和解。日本のアンダーグラウンドを生きたドンの実像へと迫る。
目次
第1章 三代目襲名
第2章 神戸港からの出発
第3章 芸能・興行界への道
第4章 頂上作戦・取締りの包囲網
第5章 ドン・田岡一雄の哲学
第6章 抗争と和解
第7章 三代目の“遺産”