ちくま文庫<br> 野生の国の獣医

ちくま文庫
野生の国の獣医

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 377p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480034236
  • NDC分類 649
  • Cコード C0145

内容説明

「今日、イタリアでゴリラを診察したと思ったら、明日はスペインでイルカを診る」テイラー先生は、まさしく“世界を股にかける獣医”。電話一本で、医療鞄片手にどこへでも。タフでやさしく、ユーモラスで皮肉屋、食いしん坊で無類の酒好きでもある。愉快な“野生の国の獣医”と一緒に、世界各地の動物を助ける旅に出かけよう。

目次

1章 ゾウのアルプス越え
2章 サイを追って
3章 白い動物たち
4章 イルカ救出作戦
5章 パンダの年
6章 サメを運ぶ
7章 遊牧民のタカ
8章 迷子になったイルカ
9章 動物たちのテレビ出演
10章 「ワン・バイ・ワン」
11章 肋膜炎にかかったクジラ
12章 ヒヒと、おせっかいな連中

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うたまる

1
「ベル・ビュー動物園のヒヒは、とりわけマンドリルは、観客に見せるのは好ましくありません」「なぜです?」「それは…その、つまり彼らが、猥褻だからです」……野生動物専門獣医の体験記。ある時はアルプス越えする象に同行し、またある時は衰弱するパンダを救い、更には市民団体のクレーマーにも対峙する。シリアスな場面も英国風ユーモアで飄々と描かれ、最後まで楽しく読めた。キューバでアカエイに刺された息子を心配する母の一言も面白い。「ドクトール!脚はどうでもいいんです。はっきり言ってください、息子の性機能は大丈夫なんですか」2015/11/27

明るいくよくよ人

0
世界を駆ける獣医師の体験記です。野生動物を人の周りに置くことで発生する病気を含む種々の軋轢を総合的に解決する人です。あくまでも動物主体の立場に立ちながら。一言では実世界のドリトル先生です。2010/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/625710
  • ご注意事項

最近チェックした商品