内容説明
ならず者に牛耳られ荒涼とした炭坑の町。長篇『恐怖の谷』ほか短篇2篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホームズ
21
『恐怖の谷』は読むたびに好きになる(笑)回想の部分が良いな~(笑)ボーロックの正体をマイクロフトと予想したノックスの考えは斬新だな~。どうなってそういう予想になったのかその本を読んでみたいな~(笑)マイクロフト=マーチン・ヒューイットって話も面白い(笑)『黄色い顔』の結末部での子供の話は確かに違和感あったしホームズが騙されてるという話も興味深い(笑)みんな真剣に論文書いたり凄いな~(笑)2013/05/04
しんすけ
16
長編『恐怖の谷』と短編2編が収録されている。 『恐怖の谷』はホームズシリーズの4つの長編の中では一番面白く思っている。 推理小説としての評価は高くないが個人的には好きな作品。特に後半の恐怖の谷に乗り込んだマクマードの活躍がハードボイルド風で読書欲を亢進させる。 だが一般に評価が低いのはこの後半の存在なのだ。推理小説では犯罪の原因が数十年前に及ぶものは好まれない。読者の推理意欲が削がれるからだろう。 前半で推理小説は終わり、後半は別の話が始まっていると思えば二重に楽しめるというのが、ぼくの考え方だ。2020/09/07
三丁目の書生
3
【恐怖の谷】 バーディ・エドワーズはホームズに匹敵するような名探偵。頭脳系というより行動することが得意なハードボイルド系です。 シャーロック・ホームズには色々な好敵手がいますが、このエドワーズ探偵は同業者のライバルとも言える存在です。 本作品では一作でこの二人の活躍が同時に楽しめるという一冊で二度おいしい名作です。 http://sfklubo.sblo.jp/article/189328405.html http://sfklubo.sblo.jp/article/189330432.html2022/02/17
ぺん@
3
ダグラスのくだりが長くて長くて…。ホームズが出てこない物語はどうしても物足りなくなってしまいます(笑)恐怖の谷は結構最初のほうでトリックがわかってしまうのは今になっては使い古されてるけど、この時代では新しかったのかな?リアルタイムで読んだのと今読んだのではきっと印象が違うんだろうなぁという感じでそこもまた面白い。黄色い顔は殺伐とした後ほっこりする話で好きだなぁと思いました。考えてみれば黒人が迫害されてた時代なんですね。2013/05/29
水瀬しあ
3
「黄色い顔」は、ホームズが失敗した話。ワトソンくんがその後「ノーベリー」を使ったのかどうかが気になります(笑)。「ギリシア語通訳」では、マイクロフト兄さん初登場。グラナダTV版ドラマがいかに上手くアレンジしているかがよくわかる……2004/07/20
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