ちくま文庫<br> 大菩薩峠〈3〉

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ちくま文庫
大菩薩峠〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 445p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480032232
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

甲州白根山麓での安息の日々もつかのま、机竜之助は甲府市中に出没し「人を斬らねば生きていられぬ」とうめきつつ魔剣をふるう。竜之助を追う宇津木兵馬は、冤罪で甲府の獄に囚われた。それを救出すべく、江戸をあとにする娘お松。一方、数々の悪行で甲府へ左遷された神尾主膳は、新任の上司たる駒井能登守に激しい敵愾心を燃やしていた…「女子と小人の巻」「市中騒動の巻」「駒井能登守の巻」「伯耆の安綱の巻」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

17
岡本喜八版の映画も見るほどハマった大菩薩峠、3巻目。地の文にトロツキーが出てきたり、徐々に異様さが漂い始める。特に主人公の机竜之助がほぼ出てこない。物語の多くは、お角やがんりき、米友らが、甲府~江戸をひたすら往来するのだが、正直つまらなかった…。もうダメかと思ったところ、「伯耆の安綱の巻」に入り、お君が主軸になった途端に物語が輝きだす。新キャラ・お銀が特に素晴らしくてストーリーも「嵐が丘」のようなゴシックホラー要素を持ち始める。これは4巻目も読まねば。志茂田景樹は中学生の時に全巻読破したそう。すごい。2020/05/28

ソングライン

12
悪事を働く神尾主膳の配下を始末した机竜之助は何を思うか主膳の元を訪ねます。竜之助を仇として追う宇津木兵馬は、冤罪で甲府の獄に囚われ、兵馬を慕う松と君は甲府に向かい、新たな甲州支配として駒井能登守が着任します。江戸から京都そして再び甲州に舞台が戻る3巻です。2023/07/19

ジュール

5
快調に第3巻。 机龍之介がほとんど登場しない。 でも他の登場人物もおもしろい。 お君、お松、七兵衛、お絹、そしてムク頑張れ。 当時の風俗もわかって面白い。2019/08/10

読書実践家

5
いったんら剣を抜いたら最後。度胸がものをいう。2015/12/06

Terry Knoll

1
青空文庫より 久しぶりに読んだ。机竜之介はほとんど登場しないけど、大勢の脇役がどこかで関わりあって進んでいきます。不思議な魅力を持った小説です。 興味があれば青空文庫を利用すれば無料で読めますよ。2015/07/03

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