ちくま文庫<br> 三島由紀夫と檀一雄

ちくま文庫
三島由紀夫と檀一雄

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480031822
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

三島由紀夫の「豊饒の海」の最後の原稿を受け取り、檀一雄の「火宅の人」の最後の口述筆記をした編集者が浮彫りにする二人の人間像。卓越した両作家の人柄、奥悩を身近に感じとり、その人生、作品を鋭く、しかも愛をこめて活写する。

目次

三島由紀夫 終りの日日
檀一雄 『火宅の人』とともに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラム

0
担当者として最期まで接した新潮の名物編集者の証言 三島「豊饒の海」壇「火宅の人」の成立に寄り添い、その人間像を描く 三島と壇、余りにも乖離した気質と文学的経歴、しかし著者は文章、気性共に同根とみなす 片や完全な自己管理と高密度な日常、こなた放浪と放蕩に終始したかに見える両者が著者においては互いに共鳴する分子を敏感に嗅ぎ取っていたと 三島は最後まで全てを計算し演出し尽して去る 一方、壇は病床に著者を招き入れ口述筆記までして最期まで小説家として生きた 「火宅の人」完成日誌が圧巻 作家の業のようなものが立ち上る2020/03/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1175869
  • ご注意事項

最近チェックした商品