内容説明
思春期篇、おつきあい篇、OL篇、結婚篇、で「あがり」。抱腹絶倒のうちに、次々と明かされていく女の人生の真実。短大で心理学を教える著者が、女の子たちの絶望と努力を率直に伝える書。
目次
春の目覚め篇(思春期の本質はごまかされている;おしつけられるイメージ;少女は否応なく挫折する)
おつきあい篇(いまどき女子大生恋愛事情;恋愛は抑圧からの逃避である;あがりの決まったすごろく)
OL篇(女子短大生就職事情;就職してはみたものの…;結婚へのドライブ)
結婚篇(母親という強制装置;恋愛か結婚か;結婚と女のマゾヒズム)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
32
これは多分、昔読んだ。この頃の女性は元気だった。小倉さんも。 最近、男も女もおとなしい。おりこうさんばかり。それは社会が円熟してきた証なのかな。2014/02/27
ゆうき
0
女であることはしんどいし、男であることはきっとまた別のしんどさがあるだろう 書かれたのは20年ほど前のようだが、今はこの頃より更にジェンダーフリーが進化して両性が中性化した結果、また別種のしんどさが社会的に満ち満ちていて、もう男も女も限界だよな、と改めて思った2012/04/30
yuka
0
面白かった。20年も前に書かれているけど、そんな風に思えなかった。2011/09/09
さとう
0
3年振りに再読。20年前の本だけど今でも読める、女子は皆一度読むべきだと思う。やっぱ小倉千加子はおもしろい。2010/07/20
賽子
0
★★★☆☆・・・15年前の講演を元に書かれたものです。メスという生物学的問題とおんならしさという文化的な問題をごっちゃにして議論してるところがあるけど、今なら叩かれるところでしょうか。フロイトの「7つの処世術」を持ち出してきたりして面白いんだけど、所々、一般的な「幸せな恋愛・結婚生活」に不満でもあるのか?みたいに思われる箇所がありました。資料的には面白いですし、今読んでもはっとするようなこともきちんと書いてありました。最後に西原理恵子との対談があって、サイバラが真面目に略歴を話していて面白かったです。2005/07/03