内容説明
400年の昔。ロンドン、テムズ河畔の芝居小屋「グローブ座」。ハムレットもオセロもリア王も、最初に演じられたのはグローブ座だった。舟に乗り、橋を渡って、ロンドン市民が押しかけ熱狂したグローブ座が生まれるまで。劇場の歴史と、舞台様式、劇場空間の表と裏のすべてがオールカラー64点の絵でいきいきと再現される。シェイクスピア演劇の理解になくてはならない一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吟遊
7
どんな研究書かと思ったら、2/3くらいが手書きの絵!絵!当時を彷彿とさせる情景がカラーで描かれている。楽しい本。シェイクスピアは「芝居」ブームの初期に乗っかったひとだったのか。2017/04/16
viola
4
シェイクスピアの劇場・・・グローブ座についての色々な挿絵が約半分を占め、本文の字も大きめなので30分ほどで読める分量です。挿絵・・といっても、殆どが想像上のものだよね???とどうしても思ってしまいます・・。「出番を待つハムレットの父親の亡霊」などは実際の劇のイメージを掴みやすいのですけれど(そういった目的なのでしょうが)「楽屋のシェイクスピア」や「常設劇場を設計するジェイムズ・バーベッジ」なんてのは、必要だったのか・・・?という疑問が。内容はあっさりめです。可もなく不可もなく。2011/04/22