内容説明
インドネシアの孤島に展開する、地球生命体と生物との壮大な交流を描く。地球生命体とそこに生まれた生物とが織りなす壮大な交流をストーリー性豊かに描く、ライフサイエンス・ファンタジーの名著。
目次
火(地球と精神の共振;異質の水)
地(霊の果実が実る樹;月と太陽を導く光)
水(流体知性の落し子たち;コズミック・ダンス)
気(園の門の彼方に)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アムリタ
8
購入してから20年以上本棚で眠っていた本。ある写真家の家にお邪魔したときに部屋にあった本物の髑髏💀が、ライアル・ワトソンにもらったものと聞き、思い出して読む。 日常の意識だと読みにくく、意識を少しずらしてみると急にスルスルと入って来た。 現象の向こう側にある見えないネットワークにワトソンは学者の眼差しを超えてフォーカスしてゆく。詩的な美しい表現は宝石のかけらのように散りばめられているが、それは空想ではなく体験に基づいている。神秘は何にも増して美しいと言ったアインシュタインの言葉がこの本にはふさわしい。 2020/07/27
しろぶた
6
ものすごく刺激的で正しく未知との遭遇だった。 全く違う時間の流れで違う感覚を使って生きている人たち。目に入ったものは同じでも、答えの解き方が違う。そんな人達から学ぶことは多い。 私は新しい物差しを手に入れることができました。 信じられないことも、私は信じたいし、信じられます。だから、彼らと少しでも近づける考えができるはず。 私のいる世界では生きにくいだろうけど、しっかり生きたいからそれでいい。大事なことは誰を愛して、何を信じるのか。 世界は広くて美しい、それから人生は一回しかないのだから。2014/04/23
つるら@turulaJB
3
一時ライアル・ワトソンを気に入っていた事があったけど、今は眉唾で接している
一穂青燈
3
再読。初読はちょうど二十年前の春ですが、忘れた頃には何度でも読み返したい魂の良書。この世界に生きるということについての、認識の新たな地平が提示されます。コスモロジー、サイエンス、ミソロジーといったホリスティックなすべてが詰まった小さな宝石のようです。やはりどうしても最後には泣いてしまいました。生命を、地球を、自らを、この世界と認識の限界を、真剣に見直す必要がある、読むたびにそんな気がします。そして「踊ることをおぼえた」という筆者を、とてもとてもうらやましく思います。私にとって、真に特別な一冊です。2016/03/17
taguchiness
3
読んだことない感じの本で、いま感じたことない感じです。2013/08/25