内容説明
増殖する胎児の夢…。「ドグラ・マグラ」以後晩年までの作品を網羅。「二重心臓」他13篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
10
「老巡査」は主人公の巡査が哀れです(笑)「二重心臓」はあっけらかんとした語りに対してカタルタシスの物悲しさと最後の文にはっと胸をつかれました。2012/04/19
いりあ
9
ちくま文庫から刊行されている夢野久作全集の第10巻。「ドグラ・マグラ」以降、晩年までの作品12篇を収録。「夢野久作」からイメージするような作品は収録されていませんが、こういう作品も残しているのかと、ちょっと驚きます。「ドグラ・マグラ」で全部出し切ってしまったんだろうか。裏を返せば、ある意味読みやすいというのだろうか。2021/03/14
Gen Kato
2
再読。この巻は正直あんまり好きな作品はない。ある意味、最大の読みどころは解説かなあ。作家や作品を論評する際の危うさについて考えさせられました。「つまらない」は嗜好の問題だから仕方がない。しかし「わからない」はあんまり胸を張って言うべきことではないと思う。読解力の不足を露呈するだけだから…2013/12/26
bouhito
1
冒頭の老巡査なんかは、ははあ夢野さんってこういうものも書いてたんですねえという感想。他の短編もそうで、ちょっと夢野久作らしくないというか、まあそこが手抜きと言われてしまうところなのか…。二重心臓は、ミステリーとしては確かに疑問がつくかもしれませんが、絶世の美人が実は男というのは何とも夢野久作らしいと思います。2014/08/27
やすかりし
1
久作先生、時代小説も書いていたんですね・・・。解説の高橋勝彦が身もふたも無いことを言っているがまあ、その通りといわざるを得ない。ただし「継子」だけは深読みしたい。あれ真犯人はあの人でしょ?2010/05/16




