内容説明
文学者魯迅の、また中国近代文学の出発点となった小説集『吶喊』『彷徨』を収録。豊富な訳註と解説を付す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
蛇の婿
13
解説によると、魯迅と言う人は、日本で言う明治時代にあった言文一致運動の中国版である文学革命に「積極的にではないにしろ」参加し、「一度も主役ではなかったけれども」中国でいう新文学の成立にほぼ最初から最後まで立ち会った人、で、あるらしいです…なんだかなぁww この本に収録された小説は、中国のわりと酷い暮らしをしている人たちに焦点を当てているようです。もうなんと言うか中国の暗部をごりごり書いている感じ…作中、ゴーゴリのファンで名前まで高爾礎(ゴーゴリは中国語で高爾基)にしてしまった先生、というのが出てきますが、2013/09/02
しゅん
10
やはり魯迅はよい。特に吶喊。「狂人日記」、「孔乙己」、「故郷」、「阿Q正伝」、いずれも面白い。「故郷」は、中学化、高校の国語の教科書で出会ったのかな。あれから、何度、読み返したか、わからないが、定期的に読み返したくなる作家の一人だ。2025/10/22
白義
9
初期小説の代表作が竹内好の名訳で一望出来て、注釈も充実。がっつり読むなら古典新訳文庫よりこっちがオススメ。例え国が変わり革命の激流と頓挫にもまれても変わらぬ民衆への愛着と批判的葛藤にまみれたリアリズムに、強い喚起力がある。その意味で、魯迅は偉大な国民作家であるにとどまらず、最高の国民批判作家でもあるのだろう。自らの母国を「中国という悪い場所」と見定め、それと終生闘おうとした姿勢を感じた。狂人日記や阿Q正伝は当然だが、孤独者、傷逝も大傑作。もちろん、お話自体の面白さ、鮮やかさも素晴らしい2012/12/03
ゆき
8
阿Q正伝・狂人日記を読みたくて手に取りました。日本人の感覚にとても近い。2014/10/17
HANA
5
有名な「狂人日記」「阿Q正伝」はこの巻に収録。「狂人日記」は名高い割になんだかなあという出来。作品中では「故郷」が当時の思い出と今現在の無惨を対比させてい、しかもしみじみとした余韻を残した傑作だと思った。2010/05/05
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