内容説明
朝6時、1日のうちでいちばん快楽的で、天才もタダの人になる時。夜12時、夢の世界、枕カバーやシーツには昼間の記憶が皺寄って…。朝6時から夜12時まで、時間を区切りその時々の心理状態にフィットする、谷川俊太郎、中島みゆき、桑田佳祐らの詩を引用し、誘う詩への世界。新鮮な言葉とユーマアにあふれた、若い人たちのための詩の入門書。
目次
プロローグ・詩を書くには、まず、体力・気力。
最初は、ことばを使って遊んじゃう。
過激な詩の一行、コピーのように使ってみる。
鉛筆・消しゴムで、実感的に書くのが一番。
書くのは自分の机で。刃物を置いたり、裸になるのもよい。
“午前10時”の詩人が書いた愛の詩、「2月14日」。
恋をして詩人になるコース。
18歳+制服+ソックスの詩
愚痴メソ派より、強がりのほうが、かっこいいか。〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イースクラ
1
〝襖の桟に首吊りのようにかかっていた紺色の制服は、アノ時の自分の象徴〟〝ほんとに、なぜ、明日、学校の教室で制服を着た彼女やみんなと会えないか不思議に思います〟…相反する思いが存在した未だに特別な時間。2020/12/15
ナカノ
1
詩を読み始める人のための入門書。『あたりまえの言い方に慣れるとそれ以外の感覚が滅ぶ』など感じさせられる言葉がたくさんあった。新年度になっても言葉を大切にしていきたいと思った。2020/01/07
チェリ
0
こんな入門書を読めば、若い人だって詩を楽しめるのでは。身近では歌詞があります(私も付録の歌詞本で育ちました)。詩は教科書に載るだけの、遠い世界のものじゃないと気づきます。2013/05/11
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- 和書
- 韓非子校注 〈第3卷〉