出版社内容情報
紀行、日記、詩歌、講演を収録。「支那遊記」「松江印象記」「田端日記」「長崎日録」「晩春売文日記」「発句」「短歌」「文芸鑑賞」他。
【解説: 山本健吉 】
本巻には紀行、日記、詩歌、講演を収録。
目次
紀行(支那游記
松江印象記
軍艦金剛航海記
槍ヶ岳紀行
東北・北海道・新潟)
日記・日録(田端日記
我鬼窟日録
長崎日録
澄江堂日録
軽井沢日記
晩春売文日記)
詩歌(発句
短歌
詩)ほか
内容説明
本巻には紀行、日記、詩歌、講演を収録。
目次
紀行(支那游記;松江印象記;軍艦金剛航海記;槍ヶ岳紀行;東北・北海道・新潟)
日記・日録(田端日記;我鬼窟日録;長崎日録;澄江堂日録;軽井沢日記;晩春売文日記)
詩歌(発句;短歌;詩)ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
66
作家としての芥川は感じられません。紀行、日記、詩歌、講演などを読んでいると、素の一面を見ることができるように思えました。日常の芥川を見たような気がします。2020/03/23
優希
41
全集最後の巻は紀行、日記、詩歌、講演になります。文筆家とはまた違った一面を見ることができました。2023/03/21
ころこ
40
紀行、詩歌、講演が入った最後の一巻。『文芸一般論』に形式と内容の再説がある。ここでは音楽も引かれて形式と内容の一体性や必然性が論じられている。そこまでいかないでも、本巻に収められた発句や詩の数をみて、芥川にとって概念があって、その後に表現をどうするか考えていたとは思えない。戦後に改定された新仮名遣いは、一度、芥川の生前にも提案されていたが、第7巻にある『文部省の仮名遣改定案について』で反対している。2023/02/03
r.ramone
27
結局7巻と8巻はほとんど読まなかったけど、全集を買ったことに後悔はない。2021/11/13
あいくん
11
☆☆☆☆紀行、日記、詩歌などです。解説は山本健吉さんです。紀行文が大半を占めていますが、中国紀行が二百ページ以上です。芥川龍之介は大正十年の3月から7月まで、上海、南京、洛陽、北京、天津を歩いています。そして大阪毎日新聞に紀行文を載せています。中国のことはそのころ「シナ」と呼ばれていました。上海は一面では西洋的だと芥川龍之介はみています。アヘン戦争は1840年のことですが、それから80年後のこのころでもアヘンは蔓延していました。芥川龍之介は「水滸伝」を愛読していました。孔子廟も訪れています。2020/06/13