内容説明
“くらしの一分メモ”“日曜美術館”でおなじみのNHKアナウンサーが記す自伝的エッセイ集。生いたちの記、朗読をはじめ言葉との格闘さまざま、山あり谷ありの仕事の周辺、子育てについての一見識等々、真摯に生きる姿勢が鮮やかに浮かびあがる。
目次
1 私の周辺(昭和20年8月15日―自然に、自然に、あるがままに;やわらか色の烈風;何故アナウンサーに―私の中のバランス;やりたい事がもう一つ;わが不遇時代・谷の時代;この出会いがなかったら―10代に出会った友達;ニッキ・籖つき飴―買い物の楽しさ)
2 言葉の周辺(言葉のバランス;読むことの楽しさ;朗読の楽しさ・苦しさ―野上弥生子さんとの戦い;隣りのおばさん清少納言;21世紀と古典;猫も杓子も…)
3 詩の周辺(詩の朗読;草野心平さんの朗読;伊藤信吉さんの朗読;詩人・伊藤信吉さんのこと―上州そして詩・青春;詩のまわりで)
4 仕事の周辺(タモリさんと私;テレビを個性的に見る―タモリと加賀美幸子の「テレビをまるごと食べる」話;NHKのある「渋谷の街」;女性と仕事;見えそうで見えないアナウンサーの仕事;7時のニュース交代;「木」への憧れ―柳生博さんの「子育てと木づき合い」;たべもの・人物カレンダー)
5 子育ての周辺(1つの子育て;まず、たっぷりと…;母から娘へそして孫へ;16歳の軌跡;やさしさ)