出版社内容情報
第一創作集『晩年』から『人間失格』、さらに『もの思う葦』ほか随想集も含め、清新な装幀でおくる待望の文庫版全集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Eiko
10
【人生で影響を受けた本100冊】高校に入った時買ってもらったのでこの全集ではないが、読書メーターにはなかったのでこれでいいや。中学生の時に何を読んでいたかが思い出せない。たぶん少女フレンドに夢中になっていたのだろう。マーガレットだったかしら。太宰の中で一番好きなのは「葉桜と魔笛」少女趣味だなと今でも思う。亡くなった伯父は少し太宰に似ていた。風貌もだが女性遍歴も。懐かしいなぁ、当時の都立千歳が丘高校の図書室の書架を回遊魚のようにぐるぐる回って、いろんな本を読んだ。遠い遠い昔だ。1970/01/01
hitsuji023
6
面白かったもの。 葉・彼は昔の彼ならず・HUMAN LOST・富嶽百景・女性徒・愛と美について・火の鳥・八十八夜・座興に非ず・乞食学生・12月8日・佳日・新釈諸国噺・津軽・チャンス・メリイクリスマス・斜陽・おさん・美男子と煙草・グッド・バイ・女人創造・芸術ぎらい・小説の面白さ 以上2014/09/01
夜雨直樹
2
太宰のファンとしていきて、二十数年がたつけれど、いまだにこの作家よりすごい文学を読んだためしはない。この太宰の小説は新潮文庫であつめはしたが、結局、月一冊ずつで、とうとう十巻すべて全集でコレクトすることができた。僕は太宰に感謝しているところもあるけれども、そういう次元で、この人の小説は読むものじゃないとさえおもっている。太宰の小説をよんで死人がでたのは大昔の話、じつは太宰治の小説には自殺をうながす描写はなく、この小説には太宰本人の分まで生きていこうという、太宰のメッセージさえ込められているきがするのだ。2021/01/01
Bibliotheca
1
全巻読破。2015/10/12
楽天的ではない
0
学生時代読んだ本登録中
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