内容説明
妖精の国にある虹の先端で、金色に輝やく鍵をみつけた少年は、少女と共に鍵穴を探す旅に出る。謎の婦人、飛行魚、海の老人、大地の老人らに助けられながら死の世界をくぐりぬける…『黄金の鍵』表題作をはじめ『巨人の心臓』『かるい姫』『招幸酒』の4篇を収める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
misui
9
「巨人の心臓」「かるい姫」「黄金の鍵」「招幸酒」を収録。このうち後者の二篇は既読だが訳が違うので新鮮な気持ちで読めた。マクドナルド作品で描かれる異界は甘やかでありながらも危険に満ちている。それは単に甘いだけの夢ではなく、一歩間違えば獰猛にこちら側に襲い掛かってくるもの、限りなく死に近いものである。だからこそ魅惑的でもあるし、生と死の拮抗の中に魔力が宿り、そして時には死生のカテゴリーを飛び越えてしまう。「黄金の鍵」の神話的なムードはそのあたりに因があるのだろう。2013/04/25
歩月るな
6
モノホン・フェアリー・テイルの旗手マクドナルドの短編集。共通する事項は母無し子が、代母の助けを借りて進行するフロイト的潜在的欲求の達成。これも多くのロマン派詩人たちの辿る軌跡と同じ経過で説明が出来てしまうから、正しいように思われてしまうのだが、それはどうだろうかと考えてみるのも良いかもしれない。物語があるだけ境遇は似たり寄ったりに見える。ゴブリンには足の指が無いので、足に指がある人間が気持ち悪い、と言うような表現がおなじみだけども、女性の素足の美しさに描写が割かれている点に目を向けるのも良いかもしれない。2018/08/11
mikimikimini
4
『黄金(きん)の鍵』と読むそう。鍵を拾った少年モシーと、少女タングルが、その鍵穴を探して旅に出るお話。世界観が独特で、これは何を意味してるのかな?と思うところがちらほら。表面的に読むのは簡単だけど、内容をきちんと把握しようと思うと難しい。みなさんが、この本をどんな風に解釈されているのか気になります。。解説して欲しい…(´・ω・`)2014/02/01
すんだ
4
ファンタステスと同じ匂いが。カーディとかのシリーズよりもこっちの方がマクドナルドの本領なのかもしれない。2013/11/01
Chunko
3
ラストがとても良い…「リリス」もだったけど。1994/05/23
-
- 和書
- 創造する経営学




