ちくま文庫<br> 夏目漱石全集〈3〉

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ちくま文庫
夏目漱石全集〈3〉

  • 夏目 漱石【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 筑摩書房(1987/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 445p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480021632
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0193

内容説明

「智に働けば角が立つ」から「しばらくでも塵界を離れた心持になれる」詩的天地に遊ぼうと、旅に出た青年画家は才気あふれる女性・那美さんと出会う…。清浄な“非人情の世界”を描いた『草枕』、欲と金の社会を批判しつつ理想主義に苦悩する青年を描いて、のちの大作品群を予感させる『二百十日』と『野分』―漱石初期の代表的中篇を収める。若い読者の理解を助けるため読みやすい活字で詳細な語注を付した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

70
小説というには散文的な感じがしました。そのせいもあってか、文章から美しい風景画が見えるようです。漱石の代表的な中編『草枕』『二百十日』『野分』の3編がおさめられているので、贅沢な1冊だと思います。2020/05/20

tokko

18
解説にあるように「草枕」を「俳句的小説」だと思えば、この印象派的とも観念的とも言える文章もうなずける。自然の色彩感や出来事のぼんやりとした「感じ」がなんとなく伝わってきて、「それでいい」と言われればそんなものかと思えてくる。「野分」の方が「読む」対象としてはつかみどころがあるし、道也先生の演説には今の世にも考えさせられる一面があって面白い。漱石の描く女性って、たまにドキッとさせられますね。2017/01/29

あくび虫

6
居住まいを正すような、貫禄のある一冊。1、2巻とは趣が異なり、ただ面白いでは済まない強く迫る力があります。特に『野分』が素晴らしい。というか野分の印象が強すぎて、前二作の記憶がおぼろ。のめり込んでしまう凄みがありました。孤独の描写は、息をひそめるくらいに鬼気迫っています。自己に汲々としていた主人公の選択は、清々しくて胸を打ちます。そして道也先生の愛嬌といったら!素晴らしく魅力的。――満足の溜息のでる一冊です。2022/08/22

hitsuji023

6
「草枕」の冒頭の文章は何度読んでも良い。しかし、特別物語に筋があるわけではないのですごく読みづらい、眠くなった。それはそれとして戦争(日露戦争)に行くよりは主人公のように自然でも見ながら温泉に浸かりながら日を送る方がいい。 「野分」は金持ちと貧乏人の対比についての考察に今でも通じるところがあって面白く読めた。今でもどこかにこんな若者がいそうだ。2016/06/19

tyfk

5
漱石と植民地主義 >> 「単純でいい女だ」とあとへ、持って来て、木に竹を接ついだようにつけた。 「剛健な趣味がありゃしないか」 「うん。実際田舎者の精神に、文明の教育を施すと、立派な人物が出来るんだがな。惜しい事だ」 「そんなに惜しけりゃ、あれを東京へ連れて行って、仕込んで見るがいい」 「うん、それも好かろう。しかしそれより前に文明の皮を剥かなくっちゃ、いけない」 「皮が厚いからなかなか骨が折れるだろう」と碌さんは水瓜のような事を云う。2023/10/29

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