内容説明
サービス業の発展、情報社会化が私たちの毎日の生活をどう変えているか。変化のポイントは「コスト」でつかまえることができる。「コストの意味がわかれば、経済のすべてがわかる」と主張する著者が、誰にもなじめるキーワード“コスト”を自在に使って展開する、ユニークな発想で書かれたわかりやすい現代経済の入門書。
目次
1 なぜ「コスト」なのか
2 「もの」と「サービス」―住居からの出発
3 生活コミュニティーと「コスト」
4 地域経済の「所得」と「コスト」
5 経済成長と「変化のコスト」
6 サービス経済化のコスト原理
7 「ブランド」の経済学
8 情報化社会と「コスト」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
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書名からすれば、現代の公務員とか、節約する意志のない人にとって、極めて重要な認識である。費用がかかっているのに、無駄遣いするケースが経済的のみならず、社会的にも損失になっているようなのが実感されないか。バブル前の昭和62年に出た本だが、タイトルを現代的に再生して、1000兆円の借金をこさえてしまった国の借金を減らす努力が益々求められる。コストそのものではなく、コストの感覚とは、人間の感性の問題であり、気分とか世相の問題であれば、人間一人一人の個性や多様性が問われるのは当然で、感情を無視した市場はないのだ。2012/10/04
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