ちくま文庫<br> 安曇野〈第3部〉

ちくま文庫
安曇野〈第3部〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 579p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480021335
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0197

内容説明

新宿中村屋に舞台を移した相馬愛蔵・黒光夫妻のまわりに集うエロシェンコやボースらの人間群像を描く、本格大河小説全5部作、第3部。本巻は大正時代を背景に、大杉栄、伊藤野枝、神近市子、田中正造、有島武郎、松井須磨子、幸徳秋水ら、時代を彩る強烈な個性が演じたドラマをいきいきと描いた力作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

3
舞台は大正へと移り、足尾鉱毒事件を戦い抜いた田中正造は死んだ。木下尚江をして、尊敬すべき独立独歩の日本人として彼の名が語られる。同じく挙げられる岡田虎二郎という名前は初めて知ったが、彼が創始した静坐の実践者の面子には驚いてしまう。いよいよ発展目覚ましい中村屋ではあるが、碌山の盟友、中村彝を通して相馬黒光という人物の激しさ、というかある種の異常さも浮き彫りにされていく。それにしても腹が読めないのは愛蔵で、個人的にはこの人が一番怖いんじゃないかという気がしないでもない→2024/11/10

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