内容説明
人々はなぜ「サラ金」に向い、積み上げてきた自らの暮らしを破綻させてしまうのか。借りる側、貸す側の人々の暮らしぶりと心の変化を通して、「豊かさ」の底を流れる日本人の欲望を、綿密な取材をもとに描く長篇ノンフィクション。
目次
プロローグ サラ金という麻薬
1章 サラ金紹介屋のオフィスで
2章 泣きを見る側から泣かせる側へ
3章 仕事がギャンブルに変わるとき
4章 猛烈サラリーマンの落とし穴
5章 妻に訪れた“家屋明渡請求”
6章 ピンクサロンホステスの1日
7章 追う者と追われる者と
8章 不幸の別れ道
9章 日本人の夢と欲望
エピローグ それから彼らは何処へ