出版社内容情報
短歌、俳句、「冬のスケッチ」「三原三部」「東京」「装景手記」、補遺詩篇(〔雨ニモマケズ〕を含む)、生前発表童謡、エスペラント詩稿、歌曲を収録。
【解説: 入沢康夫 】
短歌、俳句、三原三部、冬のスケッチ、他を収める賢治全集詩集篇3。
内容説明
短歌、俳句、三原三部、冬のスケッチ、他を収める賢治全集詩集篇3。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
68
前半の短歌や俳句から洗練された印象を受けました。生前発表の童謡もあり、賢治の世界は広かったのだと思います。独特のオノパトペが少なかったような気はするのですが。色々な作品を集めることで、ほんの少しイーハトーヴを見ることができました。2020/05/30
優希
43
短歌や俳句から賢治の純粋さを感じます。かと思えば歌稿は落書きをしたような印象を受けました。賢治の得意とするオノマトペが少ないような気はしましたが、賢治の作品の幅広さというものを味わいました。2022/08/16
∃.狂茶党
21
主に若き日に作られた短歌などを収める。 短歌俳句は情景をとらえたものが多いのですが、それよりも、数少ない幻想的なものが印象に。 短歌や俳句は、イメージ喚起力が強いが、それだけに、詩の形にしてほしかった気がする。 賢治があまり情を詠わないことは特異であるらしい。 2023/10/08
いおむ
8
既読済みです。2017/10/05
なむさん
6
賢治さんといえば児童文学の巨星ですが、歌稿は何だか、荒ぶっていて、オタっぽくて、中二病みたいでもあって…落書き帳をこっそり見てしまったようなワクワク&背徳感満載です!有名どころや発表した作品、名作の原風景も散らばっており、贅沢な気分。未発表でも好みの詩があったり。最後には五線も登場。どさくさにまぎれてアメニモマケズが顔を出したり。星めぐりの歌と酒の伝票の詩、バナナン大将が気になりました。横文字が沢山出現する。百年以上前の作品も含まれている。イーハトーヴに少し触れた気になる。2018/05/04
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