出版社内容情報
ナチス体制下で反ナチ活動をしていた、ごく普通の若者たち。発覚すれば死が待つ活動へと彼らを駆り立てたいたものは何か。ナチス期の無名の市民の生き方を描く。
【目次】
内容説明
ナチス政権下のドイツで、ナチスに不信感を抱く若者が少数ながらいた。政権成立当時子どもだった彼らは、一九四〇年代初頭に青年期を迎え、共感しあえる同世代の仲間とグループを形成してビラ散布や市街地での落書き、秘密の勉強会などの行動で反ナチの意思を示した。彼らは、ナチス体制の何に反発したのか。発覚すれば死が待つ行動へと彼らを駆り立てたものは何か。ごく普通の若者たちの姿を通じて、「名もない人びとにとってのナチス・ドイツ」がいかなる時代であったのかを描く。
目次
第一章 ヒトラー万歳と言え(われらの時代が来た;生徒たちよ自律的であれ―教師エルナ・シュタールとリヒトヴァルク校の生徒たち;ナチスのやつらはろくでなしだ―ヘルムート・ヒュベナーと幼馴染;父さんは犯罪者じゃない―共産党員の親をもつ子どもたち)
第二章 仲間との日々(新しい世界;教養人の自負―ハンブルク・白バラか;エーデルワイスは自由の花だ―エーデルワイス海賊団;皆が知るべきこと―ヒュベナー・グループ)
第三章 決断のとき(知性のビラと直感のビラ;これ以上ドイツを壊すな―エーデルワイス海賊団;十代の素顔―エーデルワイス海賊団;誰かが後を継がなければ―ハンブルク・白バラ)
第四章 我らの信じた道(使命感と恐怖心―ハンブルク・白バラ;行動の意味―エーデルワイス海賊団;別離と再起)
終章 抵抗する若者たちが残したもの
著者等紹介
岡典子[オカノリコ]
1965年生まれ。桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。筑波大学大学院心身障害学研究科単位修得退学。博士(心身障害学)。福岡教育大学講師、東京学芸大学准教授などを経て、筑波大学人間系教授。専門は少数者の歴史。著書に『沈黙の勇者たち―ユダヤ人を救ったドイツ市民の戦い』(新潮選書、司馬遼太郎賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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