出版社内容情報
古代天皇制の形成から、鎌倉新仏教による変革までの中に日本の思想的伝統を探るという丸山眞男の研究を引き継ぎ、さらに掘り下げた政治思想史家による名講義。
【目次】
内容説明
一九六四年の『丸山眞男講義録』をサブテキストにした法政大学法学部における本講義は、日本神話や古代天皇のあり方に日本の思想的伝統の「原型」を探る丸山の講義をわかりやすく精読。とくに丸山が力点を置いていた鎌倉新仏教の革新性について、その中にヨーロッパの宗教改革に匹敵する世俗化・脱宗教化の動きを指摘し、呪術的な心性も残り続けていくという特徴と、日本独自の政治思想の展開を見る。丸山の直接の教えを受け、その研究を引き継ぎ掘り下げた碩学による名講義。
目次
日本とは何か
日本思想における「古層」
天皇制神話の形成とその諸相
伝統とは何か
日本における古代国家成立と日本神話
日本神話における道徳意識―「心情の純粋性」と「集団的エゴイズム」の結合
記紀神話における出雲神話の位置
天皇制の正統性
国体とは何か
カリスマ的支配の諸相
血縁共同体の擬制
日本政治思想における仏教思想の萌芽
鎮護国家のための仏教
平安仏教がもたらしたもの
末法思想と慈円の歴史哲学
プレリュードとしての「隠遁」の思想
親鸞の思想の革新性
親鸞の思想と政治
孤高の哲学者・道元
闘う宗教改革者・日蓮
鎌倉新仏教のその後―屈折と挫折の諸相
あらためて「日本」とは何か
著者等紹介
飯田泰三[イイダタイゾウ]
1943年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。法政大学名誉教授、島根県立大学名誉教授。日本政治思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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