出版社内容情報
なぜアメリカは覇権を失い、国際社会のリーダー役を自ら放棄したのか。新勢力の台頭により大きく転換しつつある世界の構図を、国際政治記者が鮮やかに読み解く。
【目次】
内容説明
アメリカはついに覇権国の地位から転落し、民主的な国際社会の構築という大実験のリーダー役を自ら放棄してしまった。なぜアメリカは覇権を失ったのか。中国はアメリカに代わる覇権国となりうるのか。急激に存在感を高めるグローバル・サウス、旧覇権国であるヨーロッパの国々の動向は?そしてその中で日本はどう動くべきなのか―大転換の時を迎えた国際社会における、世界各国の動きと今後の展望を、長年にわたり国際政治を見つめてきたジャーナリストが鮮やかに読みとく。
目次
第1章 世界がアメリカに引導を渡す
第2章 脇役の暴走が、世界の構図を書き換える
第3章 アメリカが失ったものの大きさを知るとき
第4章 中国の夢―単なる強大国か、真の覇権国家か
第5章 グローバル・サウスは従来の世界秩序に挑戦する
第6章 我々は民主主義を捨てられるのか
終章 ヨーロッパが「新たな世界」に向けて持つ意味
著者等紹介
浅海保[アサミタモツ]
1947年、東京生まれ。1971年、東京大学法学部卒業後、読売新聞に入社。政治部記者、ワシントン・モスクワ両特派員などを経て、『This is 読売』副編集長、東京本社編集局長、同グループの副主筆などを歴任した。この間、中央公論新社社長を務めたほか、「21世紀日本の構想」懇談会、日韓フォーラム、日印賢人会議などのメンバーにも。また、米カリフォルニア大学バークレー校ジャーナリズム大学院客員講師、順天堂大学国際教養学部特任教授として、後進の指導にもあたった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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