出版社内容情報
国連はなぜ戦争を止められず機能不全に陥ったのか。国連代表部に勤務した元外交官の経験と、研究者の体系的理解と分析によって国連の実像に迫る、画期的入門書。
内容説明
ウクライナ侵攻とガザ情勢の悪化以降、国連は機能不全に陥っている。国連は現在どうなっているのか。冷静沈着に国連の役割と限界を見据え、いま何ができるかを考えることが重要である。外交官として国連日本代表部に二度勤務した著者と、長年にわたり国連の理論的研究に携わってきた著者の二人が、現場での実務経験を縦糸に、研究者の体系的な理解と分析を横糸にして、国連の実像に迫る。初学者にも、学びなおす人にも、最先端の情勢と研究を知るために有益な画期的入門書。
目次
序章 国連の現在―機能不全のなかで
第1章 国連誕生―歴史を振り返る
第2章 全連の描く平和と安全保障構想
第3章 国連の現場から1―冷戦崩壊後、一九九二~一九九五年
第4章 国連の現場から2―9・11後、二〇〇一~二〇〇三年
第5章 北朝鮮の核・ミサイル開発と国連
第6章 ミャンマーと国連―クーデター以降
第7章 国連改革の行方
第8章 国連の課題と未来への展望―改革の三つの方向性
終章 国連改革に向けて日本に求められるもの
著者等紹介
山本栄二[ヤマモトエイジ]
1957年生まれ。創価大学法学部卒業。外務省入省後、ハーバード大学院(修士)に留学。国連代表部一等書記官、同公使、大臣官房審議官、トロント総領事、東ティモール、ブルネイ、国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当の特命全権大使などを歴任して、2021年退官
中山雅司[ナカヤママサシ]
1959年生まれ。創価大学法学部教授。創価大学大学院博士前期課程修了。ナイロビ大学客員講師、国際基督教大学非常勤講師、ハーバード大学客員研究員などを経て2003年より現職。戸田記念国際平和研究所代表理事。専門は国際法、国際機構論、平和学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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