筑摩選書<br> SF少女マンガ全史―昭和黄金期を中心に

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

筑摩選書
SF少女マンガ全史―昭和黄金期を中心に

  • 長山 靖生【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 筑摩書房(2024/03発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 40pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年04月30日 16時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480017949
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0379

出版社内容情報

1970-80年代はSF少女マンガ黄金期だった。黄金時代を中心に、数多い名作を残してきた作家たちの歩みとその魅力を、SF評論の第一人者が語りつくす。

内容説明

一九六〇年代から少女マンガの時代が始まり、七〇年代半ばになると優れたSF作品が続出、SF少女マンガ黄金期が到来する。岡田史子、竹宮恵子、萩尾望都、山岸凉子、山田ミネコらが頭角を現し、SF的想像力で少女マンガを大きく変えていった。そこにはどんな創作上の冒険があったのか。七〇年代半ば~八〇年代の黄金期を中心に、ファンタジー的作品も含め、揺籃期から現在までのSF少女マンガの歴史を、SF評論の第一人者が語りつくす。読み継がれるべき、おすすめ作品ガイドとしても必読の書。

目次

第1章 SF少女マンガ概史―分かりやすさと独自な表現のはざまで(マンガ表現はどうやって生まれたか;少女マンガの揺籃期;少女にSFはわからない?;SFブームと少女マンガ;女性SFは何を描くのか)
第2章 挑発する女性状理知結晶体(山岸凉子―抑圧と理知の先にあるもの;倉多江美―シュールで乾いた宇宙;佐藤史生―科学と神秘の背反する魅力;水樹和佳―王道SFロマンを求めて;「見えない壁」と「見える壁」を超えて)
第3章 思考するファンタジー(少女マンガSFの詩人・山田ミネコ;大島弓子―少女の心象はハラハラと舞い散る;共同制作と見せ場主義のエンタメSF・竹宮恵子;少女感覚とSFファンタジー)
第4章 時を超える普遍を見つめて―萩尾望都の世界(SFは自由への目醒めをもたらす;萩尾SFの絵画論的・音楽論的宇宙観;多様な異世界生命体と性別の揺らぎ;危機から目を逸らさず、希望を捨てず)
第5章 孤高不滅のマイナーポエットたち(岡田史子―その花がどこから来たのか私たちはまだ知らない;内田善美―圧倒的画力が創り出すファンタジー世界;高野文子―絶対危険神業)

著者等紹介

長山靖生[ナガヤマヤスオ]
1962年生まれ。評論家。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。世相や風俗、サブカルチャーから歴史、思想に至るまで、幅広い著述活動を展開する。著書に『日本SF精神史』(河出書房新社、日本SF大賞・星雲賞・日本推理作家協会賞)、『モダニズム・ミステリの時代』(河出書房新社、本格ミステリ大賞)、『偽史冒険世界』(筑摩書房、大衆文学研究賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

124
少女マンガも結構読んできたので、覚えのある作品が次々出てくる。あの作者のこの作品は当時どんな意味があったのかとか、忘れていた絵やストーリーを思い出した。男性編集者が支配する雑誌でSFを描くのに苦労した事情は今では信じられないが、そんな揺籃期の女性たちの奮闘あればこそ夢と想像力に満ちた作品が生まれたのだ。「女はかくあるべき」との思い込みの壁が最初に撤廃された世界で、萩尾望都が最高の形を完成させたと見るのは疑問なしとしないが、膨大な作品群を読み込んで全貌を理解する補助線を提示した著者力量は見事としか言えない。2024/04/10

kokada_jnet

77
小学生時代から少女マンガ雑誌を読んでいたという著書による、圧巻の昭和のSF少女マンガ史。同時代の漫画評論でどのように作品が評されたかも、紹介されている。「孤高不滅のマイナー・ポエットたち」として、一般的には「SF」でも「少女マンガ」でもない岡田史子、高野文子が入っているのが嬉しいところ。P.260で、1980年から『SFマガジン』に萩尾望都『銀の三角』が連載された時の編集長が二代目・森優であったように書かれているが、実際は六代目の今岡清が編集長である。2024/07/01

SOHSA

30
《図書館本》昭和の少女マンガ、特にSFマンガを中心とした評論。どの作品も皆懐かしく夢中になった学生時代を思い出すことができた。とは言え、実は多少の不満も残った。あまりに萩尾望都にページをさき過ぎではないか。もちろんあの頃、少女マンガに多大な影響を及ぼした萩尾作品にそれ相応の分量のページが必要であることに異議はない。だが他の作家についてももう少し濃密に語ってほしかった。タイトルがSF少女マンガ「全史」であるのだから……。2024/08/28

阿部義彦

23
著者は私と一つ違い、その少女漫画への入り込み様は降参しました。花の24年組と最初に言ったのは山田ミネコで、少女漫画家に限らず1949年生まれは、創作業界の人が多い。(聖悠紀、吾妻ひでお、諸星大二郎、村上春樹、橋本治、山田正紀、鏡明等)団塊の世代でフラワーチルドレンから『花の』の枕詞が着いたそう。大島弓子に触れて、その作品をK・ディックの主要作に例える比喩には舌を巻きました。坂田靖子、佐藤史生(亡くなってたと始めて知った)そしてマイナーポエットとして、岡田史子、内田善美、高野文子にも言及。モー様には1章を2024/03/30

Mc6ρ助

21
重大な人生の失点に気がついてしまった。萩尾望都さん、しっかり作品集(1974刊らしい)まで持っていたことが災いしたのか、彼女のSFの代表作の多くを読み逃している。この本に出てくる彼女の著作のうち既読は「トーマの心臓」、「ポーの一族」そして「11人いる」くらいか(しかも「トーマ・・」「ポー・・」は(感性が合わなかったか)うろ覚え・・)。とにかく、人生のお楽しみはこれからなのじゃ!2024/08/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21821905
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品