出版社内容情報
通説を覆す「東京漫才」の始まり、戦後のメディアと連動した復興、MANZAIブームから爆笑問題、ナイツの活躍まで余すところなく描く画期的「東京」漫才史。
内容説明
現在も人気のある日本の伝統的芸能「漫才」には「お笑い論」の書籍は数多く存在するが、「漫才」の、特に東京を地盤とした漫才の歴史に関する書籍は数少ない。この「東京漫才」に焦点を当て、漫才の源流にまで遡り、「東京漫才の元祖は誰か?」、「しゃべくり漫才の流入と定着」、「戦後東京漫才の御三家」、「東京漫才専門寄席」、「MANZAIブームの功罪」、「爆笑問題、ナイツの活躍」等をテーマに、その発生と栄枯盛衰を、通説の誤解を正しつつ記した、画期的な「東京漫才」通史。
目次
序章 「漫才」以前
第1章 東京に漫才がやってきた
第2章 生まれる東京漫才
第3章 戦前の黄金時代
第4章 戦争と東京漫才
第5章 焼け跡から立ち上がる
第6章 東京漫才の隆盛
第7章 MANZAIブームと東京漫才
終章 新しい東京漫才の形
著者等紹介
神保喜利彦[ジンボキリヒコ]
1996年群馬生まれ。國學院大學卒。学生の頃から芸能研究を手掛け、研究サイト『東京漫才のすべて』『上方漫才のすべて』を運営している。論文掲載もあり。演芸研究誌『藝かいな』を2021年から月刊で刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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