筑摩選書<br> 女教師たちの世界一周―小公女セーラからブラック・フェミニズムまで

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筑摩選書
女教師たちの世界一周―小公女セーラからブラック・フェミニズムまで

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480017406
  • NDC分類 372
  • Cコード C0322

出版社内容情報

『小公女』のミンチン先生といえば、冷たく醜い悪役。そんな偏見にも負けず、女教師たちは高度な女子教育を大英帝国に広めていった。大冒険の光と影を描く。

内容説明

『小公女』に登場するミンチン先生といえば、意地悪で醜い独身女。女教師に対してこんな冷たい眼差しが注がれていた一九世紀イギリスで、男子校に引けを取らない教育を行う、教師養成のための女子校が誕生した。女教師は女教師を育て、やがて活躍の場を求めてイギリス本国を飛び出していく。インドやカナダ、アフリカ、そして西インド諸島―。大英帝国にイギリス式女子教育を広める冒険の旅は、各地に何を残したのか。その旅路の果てに、知られざる「ブラック女教師」の物語が立ち現れる。

目次

第1章 ミドルクラス女子の生きる道―『ジェイン・エア』と『小公女』(『ジェイン・エア』―女教師とガヴァネス、どちらがましか;『小公女』―ミンチン女学院校長の苦悩)
第2章 帝国の女教師―直轄植民地インドと自治領カナダ(インド―「文明化の使命」の行使先;白人定住地域へ―女校長協会の活躍 ほか)
第3章 バッシング―戦後の混乱のはけ口(反動のはじまり―女子中等教育の完成期;敵視される女教師たち―ドロシー・セイヤーズ『学寮祭の夜』)
第4章 新天地を求めて―アフリカ、西インド植民地のイギリス型女子教育(アフリカ支配地域―女校長協会の植民地進出;ジャマイカ―肌の色と女子教育 ほか)
第5章 「ブラック女教師」の誕生―植民地教育を受けた子どもたちの来英(ウィンドラッシュ世代―「必要とされてやってきた人々」の苦闘;ベヴァリー・ブライアン―知られざる「ブラック女教師」の物語)

著者等紹介

堀内真由美[ホリウチマユミ]
1963年生まれ。公立中学校教諭を経てロンドン大学教育研究所修士課程、大阪大学博士課程修了。博士(文学)。現在、愛知教育大学教育学部准教授。イギリス近現代女性史、ジェンダー論、ポストコロニアル研究、ブラック・フェミニズムを専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シルク

11
わたくしには、どーにも、この人の書く文章は読みにくかった。。。テーマは、『小公女』のミンチン先生だの、『赤毛のアン』のアンだの、とても心惹かれるものなのだけど。なんだろうなぁ、うーむ、1文のなかに、あるいは1パラグラフのなかに、いくつもいくつも主張を込めすぎ。かと思うと、他のパラグラフはスカスカ(に思える)。あと、そもそも何を明らかにしようとしてるんでしょう? って、問題が、ハッキリ提示されていないように思える。。。少なくともわたくしには、読み取り辛く感じられた。注がついていないのも、残念に思った。2022/06/24

deerglove

5
いやあ、公立中学校教諭から留学を経て大学教授になった著者自身の経歴と重なるような話で大変面白かったです。女性の地位向上だの活躍促進だのの話は150年も前からイギリスの植民地支配を背景にしたエリート女教師によって「世界的に」広がっていたのですね。しかも戦争や経済不況の影響もあって決して一筋縄では進まない難しさは今に生きるわれわれにも多くの学びがあるように思います。2022/12/20

kirin100

1
イギリスの歴史の中で小公女セーラと赤毛のアンがつながるとは思わなかった。基礎知識がないので難しい箇所もあったけれど、著者の語りに優しく誘われ、読み終えることができた。 大きな森の小さな家シリーズのローラも、母さんのキャロラインも、教師だったことを思い出す。2023/06/11

かどの炭

1
イギリス帝国のミドルクラス女子教育から、カナダ、インド、オーストラリアという植民地での女子教育と女教師、さらにカリブ諸国の女教師たちを取り上げた興味深い本。教育とブラックフェミニズムという繋がりも非常に面白かった!2023/01/26

よっちん

0
研究室2022/06/22

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