出版社内容情報
長く読まれた本を、大きな活字に! アイディアを軽やかに離陸させ思考をのびのびと飛行させる方法を、シャープな論理で知られる著者が明解に提示する。
外山 滋比古[トヤマ シゲヒコ]
内容説明
自分の頭で考えるために。30年間で200万人に読まれた大ロングセラーが大きな字で読みやすくなりました。
目次
グライダー
不幸な逆説
朝飯前
醗酵
寝させる
カクテル
エディターシップ
触媒
アナロジー
セレンディピティ
情報の“メタ”化
スクラップ
カード・ノート
つんどく法
手帖とノート
メタ・ノート
整理
忘却のさまざま
時の試錬
すてる
とにかく書いてみる
テーマと題名
ホメテヤラネバ
しゃべる
談笑の間
垣根を越えて
三上・三中
知恵
ことわざの世界
第一次的表現
既知・未知
拡散と収斂
コンピューター
著者等紹介
外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年生まれ。東京文理科大学英文科卒業。お茶の水女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ま
34
情報処理の奥義書。情報をすぐに取り出せるのならそれは知っているのとほぼ同じこと。40年前の文章なのにほとんど色褪せていないのが凄い。時間の淘汰に耐えうる古典とはまさに本書のことではなかろうか。2022/04/03
ロア
26
観念的な思考整理、実際i的な思考整理…等々。章ごとに様々な思考整理の仕方や、思考を発展させる方法が書かれている。思いついた事はその場で手帳に即書き込み→少し寝かせてから読み返し、書いた内容を取捨選択しつつ膨らませてノートに箇条書きで書き写し→さらに寝かせて思考を発酵させた後に読み返し、これはと思うものを整理しながらメタ・ノートに書き写す。こうすることで、ちょっとした思い付きや小さなアイディアが大きく育つ。アウトプットしたら一旦完全に忘れることで、見直したときに大きな閃きが得られる(*´ω`*)2021/10/03
Tadashi_N
20
一次情報という素材、アイデアという触媒で、テーマという成果ができる。2020/08/29
雲國斎
19
東大生京大生にもっとも読まれた本なんだそうだ。もう30年以上前に出た本なので、なんとなく古臭いところもあったけれど、思考を寝かせてみる、思い出せなくなる前にメモ…など、納得だ!2019/05/26
てん06
18
以前、文庫版を持っていたがきちんと読まずに処分してしまったようだ。やっとこの本を読み通し、腑に落ちることのできる水準になったようである。遅すぎた感があるが。再度ワイド版で挑戦。この本はノウハウ本ではなく、知識を得て発想し、それを熟成させて練り上げて自分のものにするための考え方や取り組み方、知恵が書かれている。1983年に出版されたが、現代を予言したかのような内容に驚く。そして「思考の整理とは、いかにうまく忘れるか、である。」2020/10/25
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