出版社内容情報
素手トイレ掃除、「道徳」教育など、教育現場では奇妙なことが起きている。朝日新聞記者が政府関係者から教師、父母まで徹底取材。公教育の今を浮き彫りにする!
内容説明
いま、学校現場では奇妙なことが起きている。体操服の下に肌着を着てはいけない、生まれつきの茶髪でも黒に染めろといった、不合理な校則の数々。客観性に疑問符がつく「道徳」教科の成績評価。偽史「江戸しぐさ」にならった「○○しぐさ」の流行。掃除やマナー、挨拶など「心を磨く」活動が重視され、教え方の「マニュアル化」が進む。こうした動きを、第一線の記者が各地へ足を運び、多角的に取材。いま、教育現場で起きている「奇妙なこと」の全体像を浮かび上がらせる。子どもの教育に関心を持つすべての人に向けた緊急レポート!
目次
第1章 心を磨く学校?(トイレ掃除で心を磨く;広がる「無言清掃」 ほか)
第2章 道徳の教科化(価値観の押し付け?;教師の力量で差 ほか)
第3章 家庭と地域への介入(学生が学ぶ「親学」;「親学」とは何か ほか)
第4章 教科書を統制する(歴史教科書のアンケート;大胆で大がかりな「採択運動」 ほか)
第5章 国のための子ども、経済のための子ども(家庭科で生き方誘導?;敵視された「性交人形」 ほか)
著者等紹介
杉原里美[スギハラサトミ]
1969年、長崎県生まれ。92年に朝日新聞社に入社。熊本支局、福岡本部報道センター社会部、東京本社くらし編集部、社会部・教育班などを経て、2018年4月から、朝日新聞専門記者(家族、教育分野などを担当)。家族をめぐる法律や社会保障、家計などを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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