筑摩選書<br> 戦後日本の宗教史―天皇制・祖先崇拝・新宗教

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筑摩選書
戦後日本の宗教史―天皇制・祖先崇拝・新宗教

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480016232
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0314

出版社内容情報

天皇制と祖先崇拝、新宗教という三つの柱を軸に、戦後日本の宗教の歴史をたどり、日本社会の精神がどう変容したかを明らかにする。

内容説明

戦後日本では、敗戦による国土の荒廃、高度経済成長による都市化と資本主義の高度化、さらには冷戦、バブル経済の崩壊などが起こり、それは宗教の世界にも大きな影響を与えた。天皇制・祖先崇拝・新宗教という三つの柱を立て、どのように今の大きな転換期に至ったかをたどり、戦後日本社会の精神の変容を明らかにした、初めての書。

目次

1 敗戦と混乱期(敗戦によって国家神道体制はどう変容したのか;『先祖の話』のもつ意味;敗戦が生んだ新宗教;宗教をめぐる法的な環境の転換)
2 高度経済成長と変化する戦後の宗教(戦後の天皇家が失ったものとその象徴としての役割;創価学会の急成長という戦後最大の宗教事件;創価学会の政治進出と宗教政党・公明党の結成;靖国神社の国家護持をめぐる問題;戦後における既成仏教の継承と変容)
3 高度経済成長の終焉と宗教世界の決定的な変容(政教分離への圧力その創価学会と靖国問題への影響;オイル・ショックを契機とした新新宗教概念の登場;靖国神社に参拝しなくなった昭和天皇の崩御;創価学会の在家主義の徹底と一般社会の葬儀の変容;オウム真理教の)

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京に生まれる。宗教学者・作家・東京女子大学非常勤講師。東京大学文学部宗教学科卒業。同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学助教授、東京大学先端科学技術センター特任研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れぽれろ

7
明治期に構築された国家神道体制と祖先崇拝の考え方が、戦後どのように変遷していったかについて分析された本。国家神道体制は敗戦により崩壊し、象徴天皇制や靖国神社のみが存続。高度経済成長に伴う農村から都市への人口の移動・核家族化により農村共同体を中心とした祖先崇拝の考え方は急速に薄れていき、一方で創価学会に代表される都市労働者層を包摂する新宗教が勃興。低成長時代になると社会不安を背景に新新宗教が勃興しその最も先鋭的な団体がオウム真理教。日本の宗教の在り様が時代により大きく変わってきたことがよくわかる本です。2015/08/16

yooou

6
☆☆☆☆★ なるほどそういうことかと膝を打つような記載満載で大変興味深く読みました。しかしそれにしても信者の人は一体全体何を信じているのかなー。2016/02/18

Aminadab

4
敗戦~オウム事件(1945~1995年)にかけての日本人の宗教的営みを、副題どおり、天皇制・祖先崇拝・新宗教の三側面から通観した本。新宗教の部分は旧著の再録が多かったが、靖国神社について一貫した叙述があって教えられた。あと、戦後宗教史には日本共産党が大きな影響力を及ぼしているとの指摘も腑に落ちた。日本だけでなく、現代の中進国・途上国のキリスト教福音派やイスラム原理主義も視野に入っている点がよかった。誰でも読んだら得をする本ではないか。2017/02/11

ウェイランド

4
戦後の日本宗教史を天皇制、祖先崇拝、新宗教の3つの点から読み解いた本。本出しまくってるけど一応この1冊でざっくりと宗教史がわかる。ただオウム真理教と天皇制の共通点を説いてるけど歯切れが悪いなぁ。2016/04/03

田中峰和

4
戦後日本の宗教を天皇制と祖先崇拝、新宗教から読み解く本。天皇の人間宣言により国家神道体制は変容した。A級戦犯合祀問題が議論の的となる一方、神社神道系の宗教の台頭も生み出した。新宗教教団が集まってできた新宗連はPL教団などの神道系と日蓮系によって構成され、創価学会は加盟していなかった。靖国神社の国家護持の問題が浮上すると支持派と反支持に別れさらに複雑化した。先祖崇拝に関しては、高度経済成長による農村から都市への人口移動により変化し、既成仏教の弱体化は余儀なくされた。オーム事件による新宗教弱体化は否めない。2015/09/23

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