感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
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2014.01.14(01/06)(つづき)荒畑寒村著。 01/14 (p147) (週刊平民新聞、つづき) やっとのおもいで西郷地村、木賃宿到着。 水戸へ入ったのは八日1500。 アイマイ屋。 十二日まで四日間、三十六冊。 車のバネ、こわれ、ついに帰京を決意。 この第一回行商、三十九日間、278冊売上。 ◎スパイ査問と放逐。 東京へ帰えると、木下尚江氏の選挙運動一色であった。 竹久夢二が往年の社会主義青年であったといったらおどろくかも知れない。 2014/01/14
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2013.11.06(2013.08.13)(つづき)荒畑寒村著。 2013.11.04 (p139) 立川代議士、「言論出版の自由に関する質問」これぞ軍国主義の奴隷議会におけるただ一つの自由に対する言論。 適法新聞紙の発行届を受理しなかった不法措置の糾弾。 陸軍大臣は会計検査院の追及に、「われは、めくら判を押したのだ」といって恥じないありさま。 かくのようにみな大胆勇断でおありなさるのに、なぜ一人内務大臣のみ小心翼々として社会主義を憂慮するのか。 2013/11/06
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2014.03.02(02/06)(つづき)荒畑寒村著。 02/28 (P151) 東京、五〇日目。 その間、スパイ嫌疑者査問会あった。 当の容疑者が、加納豊であるのに驚いた。 右手指詰め一本。 07/10、伝道行商第二次、スタート。 翌日、古河町、栃木県都賀郡へ入った田中正造氏と会する。 氏の案内で渡良瀬川堤防など視察。 07/15、朝、この村泥棒め!の大喝、正造氏。 土地買収調査の県吏や巡査を叱咤しったのであった。 「野に呼べる人」 2014/03/02
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2013.12.06(12/06)(つづき)荒畑寒村著。 11/30 (p142) 平民社滞在中、平民文庫宣伝用チラシ準備、東北地方読者名簿(『直言』購読者)、歴訪先リスト作成。 M38.04.05、出発、堺利彦先生が見送る。 行商、赤塗の箱車。 この姿(黒詰襟の洋服、脚絆、草鞋)で堂々、京橋、日本橋、上野、浅草、千住、江戸川、千葉の市川、船橋。 巡査も買った。 東金、8日。 飯岡。 演説。 そういう世の中になればいいですが、私らの力ではどうにもなりません。 2013/12/06
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2013.08.13(つづき)荒畑寒村著。 2013.08.13 平民新聞廃刊、M38.01.29、第64号。 そして終刊号、全紙紅血色に印刷、その巻頭、「終了の辞」、悲愴を究める。 別に甦生の道を模索したからに他ならない。 「新ライン新聞」のひそみに倣う。 ◎ロシア革命の烽火。 終了号、第二面、「露国革命の火」 1905革命の状況報じる記事、わずか1Wまえ、1/22のこと、サンクト・ペテルブルクの労働者とその家族、1.5万人、教父ガポンに率いられて、生活の苦患を皇帝に訴える、2013/08/13