内容説明
流浪、海と港、原野、暮らし、森と湖、雪をテーマに22作品収録。北海道ゆかりの文学作品を集めたアンソロジー・シリーズ。
著者等紹介
野坂幸弘[ノサカユキヒロ]
1937年、北海道小樽市生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程中途退学。同大学文学部助手を経て、1970年~2001年、岩手大学教育学部に勤務。同大学名誉教授。2001年~2008年、北海学園大学大学院文学研究科教授。日本近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fubuki
3
【再読/図書館本】調べることがあって借りた。今回の「ヒント」で、読んでみようと思う二冊ができた。北海道関係の本が多いとはいえ、まだまだ知らない本ばかりです。2024/09/06
fubuki
2
全て「抜粋」の「北海道文学導入編」のような体裁。いろんな作品と作家を知ることができた。2019/12/02
サトル
1
監修者あとがきで記されているように北海道文学を軽くお出かけ散歩するような案内書だった。初っ端の倉本聰「愚者の旅わがドラマ放浪」で移住先の本命は富良野でなく美国だったという顛末にはドラマに負けないドラマがあって、国木田独歩は鉄路が出来たばかりの北海道を訪れ「空知川の岸辺」を著しながら不埒な愛の巣を物色していたというから飽きれてしまうし、小檜山博のエッセイ集「北ぐにの人生」でいつも食べる寿司ネタの順番も困ったものだったが、エゾバフンウニの名前には同感した。渡辺淳一「リラ冷えの街」はやっぱり一度読んでみよう。2021/01/13
古青
1
口絵の2羽の白鳥の写真にノックアウトされて、つい読んでしまった1冊。知っている作品、初めて知る作品。北海道を舞台に描かれている名作の紹介がちょっとしたエッセイとともに綴られている本です。北海道にしか住んだことのない私には別段面白くも無かったけれど、知らなかった作品の中に興味を持った物があったので、次はソレを読もうと思います。2014/04/09