内容説明
光源氏の恋をめぐる複雑な人間関係を軸に、登場人物の深い心に迫り、この物語が、歴史や政治・社会といかにかかわるか…近年のめざましい研究成果を汲み上げ、新たな「読み」の指針を示す気鋭の試み。「諸説一覧」「作中人物」「生活・習慣・環境」「ことば・用語」「術語・表現」「文化史」「話型」の7つの柱を設け、369項目を立て、紫式部と要覧編を加えた。
目次
葵の上
明石の君
明石の中宮
明石の入道
秋好中宮
朝顔の姫君
あさきゆめみし
あだ
あて
海人〔ほか〕
著者等紹介
林田孝和[ハヤシダタカカズ]
1941年熊本県生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程所定単位取得。博士(文学)。国学院大学栃木短期大学教授
植田恭代[ウエタヤスヨ]
東京都生まれ。日本女子大学大学院博士課程所定単位取得。跡見学園女子大学講師
竹内正彦[タケウチマサヒコ]
1963年長野県生まれ。国学院大学大学院博士課程後期所定単位取得。群馬県立女子大学専任講師
原岡文子[ハラオカフミコ]
1947年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(国語国文学専攻)所定単位取得。聖心女子大学教授
針本正行[ハリモトマサユキ]
1951年東京都生まれ。国学院大学大学院博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)。国学院大学教授
吉井美弥子[ヨシイミヤコ]
1959年新潟県生まれ。早稲田大学大学院博士課程後期単位取得修了。桐朋学園大学短期大学部助教授
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