内容説明
歴史学、考古学、民俗学などの豊かな知識を駆使し、対馬をとりまく「伝承」を読み解く待望の書き下ろし。
目次
序章 「アマ」・海と天
第1章 環対馬海峡の考古学
第2章 倭の水人の神話と伝承
第3章 天童信仰と民俗文化
第4章 日本神道と対馬の古俗
第5章 ヤマトの日子と対馬の卑狗
著者等紹介
永留久恵[ナガトメヒサエ]
1920年対馬上県郡に生まれる。1940年長崎師範学校卒業。対馬で小・中学校教員、校長を歴任。1976年退職。長崎県立対馬歴史民俗資料館建設準備委員。1978年県立対馬歴史民俗資料館開館、同館研究員となる。1990年退職。「芳洲会」を結成。会長に就任。雨森芳洲の交隣精神を顕彰、日韓友好親善に活動し、現在に至る。受賞は1988年長崎新聞文化賞受賞。1996年西日本文化賞受賞。1998年文部大臣表彰。主な著書に『古代史の鍵・対馬』(大和書房1975)。『対馬の文化財』(杉屋書店1978)。『古代日本と対馬』(大和書房1985)『海神と天神』(白水社1988)。『対馬古代史の研究』(名著出版1991)。『対馬の歴史観光』(杉屋書店1994)。『海人たちの足跡』(白水社1997)。『雨森芳洲』(西日本新聞社1999)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。