出版社内容情報
知識の受け渡しは、当初は種の保存のためであった。その後、一神教による知識の独占、権力者による教育の干渉を経て、現代は一人ひとりが知識を育てる時代になった――。
これまで人類の歩いてきた「知の歴史」を見通したうえで、AIの登場でガラリと変わった未来のシナリオをと予測する。
内容説明
種の保存のための知識を伝承していた有史以前。一神教が知を独占してきた14世紀まで。活版印刷と宗教改革、そして産業革命と戦争で知の底上げがはかられた現代。人類はいかに「知」を受け継いできたのか。欧州の「知の巨人」による未来予測!
目次
序章 教育の歴史から未来を予測する
第1章 教育のはじまり―ホモ・サピエンス登場から二〇〇〇年前まで
第2章 一神教による教育の支配―紀元一年から一四四八年まで
第3章 印刷技術の発達と宗教改革で広がる知識―一四四八年から一七〇〇年まで
第4章 権力者と理想の教育―一七〇〇年からフランス革命まで
第5章 教育の発達と経済―一八〇〇年から一九〇〇年まで
第6章 すべての人が教育を受ける時代―一九〇〇年から二〇二二年まで
第7章 これからの教育―ホモ・バルバリクスあるいはホモ・ハイパーサピエンスのシナリオ
著者等紹介
アタリ,ジャック[アタリ,ジャック] [Attali,Jacques]
1943年アルジエリア生まれ。パリ理工科学校、パリ政治学院および国立行政学院卒。1981年フランソワ・ミッテラン大統領顧問、91年欧州復興開発銀行の初代総裁などの要職を歴任しながら、思想家・ジャーナリスト、劇作家等としても幅広く活躍。経済・哲学・歴史・評伝、文化論など幅広い分野で50冊以上に及ぶ著作を上梓
林昌宏[ハヤシマサヒロ]
1965年名古屋市生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
てら
マヌタ
好転する兎
Shinsuke Mutsukura