出版社内容情報
印南 一路[インナミ イチロ]
著・文・その他
内容説明
自分も相手も得する方法、伝授します。例えば就職活動―第2希望の攻略が、本命を落とす際に「見えない交渉力」となる。慶應大学で応募者殺到の人気講義が待望の書籍化!
目次
1章 交渉とは何か?(誰もが「交渉」の世界で暮らしている;交渉に関する5つの誤解 ほか)
2章 交渉をはじめよう(中古車売買―あなたはいくらで取引する?;交渉の基本を学ぶ ほか)
3章 正当な交渉戦術(BATNA形成戦術;アンカリング戦術 ほか)
4章 きわどい交渉戦術(「情報」や「認識」は常に誰かに操作されている;きわどい交渉戦術は日常的に使われている ほか)
5章 交渉戦略を実践しよう(5段階プロセスモデルで考える;メタ判断 ほか)
著者等紹介
印南一路[インナミイチロ]
1958年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授。専門は、意思決定・交渉論と医療政策。東京大学法学部卒業、富士銀行(現在のみずほ銀行)、元厚生省勤務の後、ハーバード大学行政大学院で学び、シカゴ大学経営大学院でPh.D取得。シカゴ大学経営大学院助教授やスタンフォード大学研究員などを経て、2001年より現職。そのほか、株式会社キングジム社外取締役、厚生労働省中央社会保険医療協議会委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
73
最近、交渉が下手だと自覚して交渉の仕方を勉強したいと思い、手に取りました。交渉と言うと「渡されるパイが一枚だけでその中で如何に取り分を多くするか」という限られた手段で誤解されがちだった。「もう一枚のパイが配られるようにするにはどうすればいいか」を考える事も必要になってくる。その為には情報を敢えて伏せたり、悪い刑事&良い刑事のような際どい交渉術も必要になってくるのだ。最初に相場や基本情報を知っておくだけでも交渉は有利になるのはどこでも一緒。そして自分への危険や違和感に対するレーダー意識は蔑ろにしてはいけない2019/05/17
ATS
17
構成がよくないし文章も下手。初学者にとっては難解な用語や言い回しが出てきて読みづらく、ある程度勉強している人には初歩すぎてつまらない。慶応義塾大学教授で授業は人気だそうけどほんまいかな。筆者の印南氏の経歴見たら交渉が専門ということだが論文もほぼ出してないし昔取った杵柄かなという印象。余計なお世話だろうけど交渉学について学びたいという人がいたら『おとしどころの見つけ方 世界一やさしい交渉学入門』をオススメする。自分にとってはこれは学びが多くいい本だった。2023/08/01
Yuichiro Komiya
16
人と交渉する時の交渉学の説明。何も考えず漠然と交渉を始めるのでは不本意な結果になるかもしれない。読んで思ったのは、代替案を用意しておくことは大事だということ。2019/02/09
hatman
9
BATNA(第二の案)を持つことの重要性。アンカリングにも比較優位にも使える。基本的に交渉は利益交換(オレンジの皮と中身)と創造的問題解決(第三案)で臨む。 交渉において、交渉のプロセスの組立も重要。自分が何を重要視いているのか(価格、内容etc)、相手を想定できているか、BATNAが準備できているか、オプション(支払方法、納期etc)を提示できるか。 最終章のお風呂リフォームを例にした交渉シミュレーションは面白かった。2022/05/08
hiyu
8
イラストが妙な邪魔になっているような気もする。かえってもう少し固い本が納得いくような気もする。よって第一印象としては、so what?というところだろうか。ただ、いくつかの交渉後にこういうことか?と振り返るには良いものである。2019/04/13
-
- 和書
- 仕事は2番