内容説明
思い込みにとらわれない「客観的な分析力」、文学、政治、経済、哲学、芸術…幅広い分野の「教養」。センター試験に悪問なし!「主観」を排した「分析思考」が手に入る、カリスマ講師の名講義。
目次
第1部 小説(夏目漱石・森鴎外の文学的世界;近代文学から現代文学へ;現代文学はどこへ向かうのか)
第2部 評論(現代社会を理解するための鍵;言語によって世界を再構築せよ;文化・芸術への新しい理解)
著者等紹介
出口汪[デグチヒロシ]
1955年東京生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定理事、東進衛星予備校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かいりゅ
9
著者のビジネス書を数冊読み、さらに論理的な思考の強化ということで購入。大学受験を思い出しました。社会人になって、大分、時間が経過しているが今でも著者の説明はとてもわかりやすい。たまに、受験生に戻り現代文の問題を解くのも面白いですね。意外とできたので良かった(笑)まだ同種の巻があるので読んでみよう。2016/05/27
色々甚平
3
主観的な読み方を排除して文章を読むための本。小説と評論の半々で構成されている。センター試験での問題を取り上げて文章を考える。これで普段から必要になるのは、自分で一つの文章が何を表しているかという問いを持って読書に取り組めるかどうかになると思う。ただ、誰かから与えられた問題を解くだけでなく、自分で選んで読んでいる本に対して、一文について考える姿勢や、解き明かすための能力を養うための下地として読むのに良いと思う。2020/03/18
YUJIRO
3
一日一題解いた。選択肢があるから正解できるが、記述式だと問われていることはかなり高度だと認識した。論理的に読むことの難しさを再認識した。2020/03/06
ゆき
3
なんとなくこれかしら?という感覚で回答を選ぶと、きちんと理論立てて指摘してくれるので、すっきりした。 そうて、自分の主観に頼らない読み方をもっとしてみようと思った。2016/07/07
Masaki Iguchi
2
再読。テクスト分析読書シリーズ。一回目に読んだときよりは読めるようになったかな。文学成分の摂取が足りない。2022/02/25