目次
第1部 「箱」という名の自己欺瞞の世界(「君には問題がある」;自分だけが気づいていないこと;何も見えない状態に陥るとき ほか)
第2部 人はどのようにして箱に入るか(箱に入っているのは、あなた一人じゃない;箱の中に押し戻されてしまうとき;あなたを箱の中に追い込む「自分への裏切り」 ほか)
第3部 箱からどのようにして出るか(「素直な自分」を引き出す;「どうすれば箱の中から出られるか」;人として、相手と接する ほか)
著者等紹介
金森重樹[カナモリシゲキ]
1970年生まれ。東大法学部卒。ビジネスプロデューサー。投資顧問業・有限会社金森実業代表。物件情報の提供から、融資付け、賃貸募集の支援まで行う会員組織「通販大家さん」を運営し、会員が億単位の資産形成をするのをサポート。読者数18万人のメールマガジン、「回天の力学」の発行者として、マーケティング業界でも著名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 3件/全3件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
182
リーダーシップはだれかから教わるものでもなく、自分の生き方の中に発見するものだという立場がある。戦国武将、戦争の将官、世界的ビジネスリーダーを事例としてそこから法則を引き出そうとするのはこのやり方だ。一方、リーダーシップはビジネスだけでなく、人間関係、家庭生活のあらゆるところに存在し、習得可能とする立場がある。本書では、夫婦の会話に職場の議論を重ね合わせ、リーダーシップを妨げる障害を箱に例えて論じている。組織の浮沈を左右する意思決定も夫婦の争いを回避する行動も要素に分解すれば同じとする考え方は面白い。2013/07/07
ももたろう
129
人間関係に決定的な影響を与えるほどの素晴らしい本だった。自分が箱の中にいるか外にいるかで、人間関係の全てが変わる。「相手のために何かをしたい」と思った瞬間に、人は箱の外に出る。自分の事を考え続けている限り、人は決して箱の外には出られない。耳が痛いけど、今の自分がまさにそうだ。どうしたら相手のために何かをしたいと思えるのか?まず「私は箱の中に入っているのではないか?」と、疑う事が大事だという。文句や愚痴や批判を言い始めたら、疑うチャンスだろう。次に他者のニーズや希望や心配ごとに想いを馳せることだろう。名著。2016/09/29
とも
116
自分が箱に閉じこもって、病原菌を撒き散らしていたことに気づくことは出来た。 これからどうやって箱の外に居れる時間を増やして行けるか。 世界が変わってしまうようなパラダイムシフトを職場の人にも知って欲しい。が、「すでにそのことを知っている人以外に箱などの言葉を使うな」とあった。 まずは自分自身の生活にこの原則を活かしていこう。2021/02/01
hit4papa
112
自己欺瞞という箱に入っちゃうとよろしくない状況に陥るよ、だから脱出しなきゃね、っていうリーダー向け自己啓発本です。部下にアタリが強いマネジャーを、社長が対話を繰り返すことで、自身のいたらぬ部分=箱にすっぽり入っているのに気づかせるという物語形式の体裁です。コーチングの要素もありますね。マネージャーは、確かによくいる嫌な上司の典型です。箱から出よ!は分かるのですが、他者を許することで、自己犠牲っていう箱に入ってしまうのでは、という疑念がつきまといます。それに、著者がセミナー系の会社というのがなんとも…。2021/09/22
榊原 香織
111
人間関係改善本 箱に入っている、わかるんだけど、防御のためだったりすることもあるかな。 あと虚飾の箱、というのもあるある、かな。2024/07/20