内容説明
父を「中華の神様」と呼んでくれた人もいた。ぼくは「中華の鉄人」ということになっている。神様と鉄人。違いは歴然だ。鉄人はいくら強くても人間であって、人間以上のものにはなれない。ぼくはいま、いっそ父との違いではなく、「ぼくの中の父」を探してみようかと思っている。それを探るために、これまで不思議に辿ってみることをしなかった父の生涯を、ぼくも旅してみようと思う。果たして、どんな風景が見えてくるのだろうか。
目次
第1章 『料理の鉄人』秘話
第2章 時代のいたずら
第3章 遙かな旅路
第4章 父が日本に持ってきたもの
第5章 「中華の神様」は大きな子供
第6章 旅の終わりに



