出版社内容情報
家事、仕事、人付き合い
ままならないことも多い日々を、
機嫌よく乗り切っていくヒント
本書は、「暮らしのおへそ」編集ディレクター・イチダさんが、
暮らしの中での発見と工夫を一年を通して綴った実践録です。
時には落ち込んだり、壁にぶち当たったりしながらも、
それでも前を向いて、日々を乗り越えていく。
無理せず、今の自分と向き合い、毎日少しずつ成長していく。
そのリアルな様子には、これからの暮らしの助けになるヒントが
たくさん詰まっています。
日常を大切に生きていきたいと願うすべての人に読んでいただきたい一冊です。
内容説明
家事、仕事、人付き合い。ままならないことも多い日々を、機嫌よく乗り切っていくヒント。『暮らしのおへそ』編集ディレクター・イチダさんの無理せず自分流で暮らす365日。
著者等紹介
一田憲子[イチダノリコ]
1964年京都府生まれ兵庫県育ち。編集者・ライター。OLを経て編集プロダクションへ転職後、フリーライターに。暮らしまわりを中心に、書籍・雑誌で執筆。独自の視点による取材・記事が人気を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
minami
63
タイトルに惹かれて読んでみた。1センチでも1ミリでもなく、5ミリって絶妙。一田さんは編集者でライター。書店でよく見かけていたから気になっていた。日記形式で綴られていて読みやすい。日々考えていること、気づいたことに、そうそうあるある!ととても共感。人の言葉に傷ついてしまったり、自分のやらかしてしまったことに落ち込んだり。そんな時に自分をどうやって救うのか。日々の暮らしの中で美味しいご飯を食べて、散歩で広がる青空に心洗われる。毎日はそんなに変わらないけれど、何かのきっかけで変化は起こる。私も機嫌良く生きたい。2022/02/20
ゆきち
60
編集者さんでもありエッセイストでもある著者さんが、自身のサイトで日々のこととして綴ったものをまとめた本書。1964年生まれの著者さんの日々は素敵なんだけど、時にはイライラしたり、三日坊主になってしまったり、一つのことに集中して他のことが疎かになって失敗して落ち込んだりと、決して丁寧だけではないところがなんとなく親近感が持てる。著者さんが感じたことを受け取っていくうちにタイトルの通り、わたしも一緒にちょっぴりずつ成長できた気がする一冊だった。著者さんが描いたとても拙いイラストも味があってすっごく良いのです。2024/01/30
さくらっこ
54
作者の日常にまつわるエトセトラ。特に大きな家に住んでいるわけでも、贅沢しているわけでもなく、自分の生活にそのまま取り入れられそうな事ばかりで、気軽に読めた。そして一番印象に残ったのは、『終わった人にならないために』のページだった。55歳以降は「会社にどう貢献していくかを考えるべき」とのこと。もはや出世など期待できる年代ではない。感謝してお返しするという視点を持つと自分のやるべきことが見えてくるという一説になるほどと思った。長いGWが終わり、明日から仕事だ。働ける幸せを忘れないようにしよう。2023/05/07
布遊
42
暮らしのおへその編集者、一田憲子さんの1年間の日記エッセイ。残り野菜を刻み塩麴をまぶすだけのサラダを試したい。*肩の内側の筋肉を柔らかくする*水とお湯で交互に洗顔*いい香りをかぐと、自然に呼吸が深くなる*水筒、ポケトル*ブリコラージュ➡寄せ集めて自分で作る*最終的にモノをいうのは、多様な知恵と経験と、生涯学び変化するための興味と好奇心。★日々の生活の中で、編集者としての経験や人脈を通じ、感じたこと、やってみて良かったこと、反省点など書かれている。全体を通して興味深い内容だった。2021/07/24
kum
41
何冊めかの一田さんの本。読むたびにご本人の人となりがわかってくるような。普段の暮らしや思考をちょっと変えてみるのは大事。一田さんが心に残っているという植松努さんの言葉は私も心に留めておきたい。「人生には「これさえやっておけば大丈夫」なんていう切り札はありません。一生続く仕事もないし一生を保障するような資格もありません。最終的にモノをいうのは、多様な知恵と経験と、生涯学び変化するための興味と好奇心です。」2022/06/05